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from飯野恵太
大宮オフィスより
電車に乗っているときに
こんな広告を見かけました。

英会話教室の広告のキャッチコピーだったのですが、

「お父さん、お母さん。
英語を日本語と同じくらい使えたらワクワクするよね。
だって、色んな夢が選べると思うから!」

この広告を見た時にめっちゃ腹が立ったんです。
イラッとしました。

「英語が使えたら色んな夢が選べる」って裏を返すと
「英語が使えないと夢を選べない」ってことになると思うんです。

勘違いしないでくださいね。
僕が英語がしゃべれないから、
その腹いせにこの広告に怒ってるわけじゃないですよ。

英語とか抜きで、こういう考え方が、
「成果」を阻んでると思ったからです。

どういうことかと言うと、
このキャッチコピーが言ってることって、

「(手段)を手にしたら、(ゴール)がたくさん選べます。」
てことなんですよ。
だから、この(手段)を手にしておきましょうよ!
っていうことなんですけど。

逆だろ!!

なんで手段から入ってんだよ。
ゴールが先でしょ。
成し遂げたいゴールがあって、
それを達成するために
必要な(手段)を手に入れればいいんですよ。

その子の夢をかなえるために、
どうしても英語が必要だったら、
それから英語を学べばいいんです。

そっちの方がはるかに、効率もいいし、メキメキと上達すると思います。
だってどうしても達成したいゴールに到達するのに必要なことなんだから。
これが、「ジャストインタイム」(必要なときに必要なことを学ぶ)
という考え方の勉強です。
そうではなく、「何かの役に立つかもしれない」と思ってする勉強。
これは「ジャストインケース」な勉強の仕方と言われていますが、
これだと、モチベーションがあがりませんし、
キリがありませんし、何より無駄になることがめちゃくちゃ多いです。
社会人でいうと、ノウハウコレクターと言われる奴ですね。
普段勉強はしてるけど、知識を増やすための勉強なので、
知識をいれるだけで満足。実践しない。
頭でっかち。能書きだけ垂れる奴。

これが僕が「成果を阻む」と危惧してることの、正体です。
先生も、「もしもの時に備えて」勉強するのはもうやめにしませんか?