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from飯野恵太
馬車道のバニラビーンズより
実は3月から住居を大宮から横浜に移すんですが、
次に住むところにあるマンションの1階に「バニラビーンズ」っていう
すごくオシャレなカフェが入っているんです。

これから、部屋のカーテンレールの長さを調べるので、
妻との待ち合わせの時間までバニラビーンズでメルマガを書いてるんです。
最近おもしろいテレビ番組を見ました。
テレビじゃなくてYouTubeで見たんですけど。
海外で、顔全体を覆う鳥かごみたいな仮面をつけて
生活している男性が取り上げられていたのですが、
先生は、この男性が何の目的でこんな仮面をつけたかわかりますか?

彼は、禁煙をするために、この顔面を覆う仮面をつけたらしいのです。
カギは、奥さんと娘が管理してるらしいんです。

これまで、何回も禁煙に挑戦したのですが、
10日と保たずに失敗しちゃうらしいのです。
この問題を解決するために、仮面をつけて
カギを他の誰かに管理させるっていう方法を取ったんですね。
この仮面をつけている様は、もう異様としかいいようがないのですが、
彼のこの「環境を変える」というアプローチはとても素晴らしいと思いました。

 

何かを達成するのに、人間の「意志」なんてあてにしちゃいけないのです。
自分自身に対してもそうです。
人間の意志ほど、脆弱なものなんてありません。
新しい習慣を身につけたい。
悪い習慣をやめたい。

そんな時に、「決意」したり、「頑張ろう」としたり、「意志」を貫こうとしても
ぜーーーーったいにうまくいきません。
タバコを吸わない!と決意するよりも、
タバコを吸えない環境を作った方が圧倒的に成功する確率が高いのです。

実際にある研究で明らかになったのですが、
ダイエットのためにご飯の量を減らしたいという人がいたときに、
ご飯を減らす!と決意やまわりに宣言することなんかよりも、
いま持ってるお茶碗を捨てて、ひとまわり小さいお茶碗を買うだけで
ご飯の量が減るらしいのです。
意志の力に頼るよりも、ずっと合理的でしかも簡単ですよね。

先生も自分の習慣を変えたいとき、
スタッフに変わってほしいとき。

決意したり、させたり、説教するよりも先に、
まずは、「せざるを得ない環境」を作ることができるかを
考えたほうがいいかもしれません。