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from飯野恵太
馬車道オフィスより
先生は、この二人の話を聞いてどっちが成功すると思いますか?
実際にアメリカにいた、ふたりの起業家の話です。
ひとりは、「第二のジェフペゾス」になると言った男です。
※ジェフペゾスとはAmazonの創始者。
新しいwebサービスを立ち上げて、そのwebサービスの先見性から
投資家からも多額のお金を集めることに成功して、その合計額は1億以上にもなりました。
そして、投資を募ってから、webサービスのクオリティを上げるために
時間と費用をサービスの改善に投資し続けました。
もうひとりの男は、たった10万円の元手で会社を立ち上げました。
自宅のガレージで、車用の装飾品を作る会社を立ち上げたのです。
彼は、数万円で試作品を作ると、それを売り込みに営業に出かけていきました。
おそらく、先生は、前者の男が成功したと思ったんじゃないでしょうか?
なんせ、1億円もの投資を集めたwebサービスです。
たっぷりのお金がありますし、そのアイディアたるや斬新なんです。
しかし、事実は予想とは異なります。
成功をおさめたのは、たった10万円の元手ではじめ、
さして斬新でも、質も高くもない商品をつくってさっさとそれを
営業にでかけた男でした。
なぜでしょうか?


それは、事業で最も大切なのは、サービスの斬新さでも、アイディアの素晴らしさでも
なんでもなく、「顧客」だからです。
最初の男は、集めた資金を使って、ひたすらにサービスの体裁を整えていました。
顧客の獲得なんてせずに、ひたすらwebサービスの改善を続けたのです。
そして、いざそのサービスを発表すると、市場は見向きもしなかったのです。
顧客のニーズに合致していませんでした。
一方、ガレージから始めた男は、さっさと試作品を売りに出て、
その売り上げを使って、さらに次の顧客を獲得して、
その売り上げからまた、新しい顧客を開拓していきました。

ひたすらに営業を続けたのです。

商品の改善は空き時間で少しづつやりました。
時間の8割以上を営業に費やしたのです。
何度もいいますが、事業で大切なのは、「顧客」
「顧客との関係性」です。
結局、それがなければどんなに商品の改善に時間を使っても
意味がないのです。

ビジネスをするなら、その時間のほとんどを
営業、マーケティングに使うべきなのです。
先生は「治療家」で有る前に、「営業マン」であるべきなのです。
治療院を経営しているなら、顧客の獲得以上に重要な仕事なんてないのですから。