Dollarphotoclub_103956923

 
from飯野恵太
馬車道のオフィスより
最近、テレビを見るようになりました。
大宮で一人ぐらいしているときは、そもそもテレビが壊れていたので
全くテレビを見ていませんでした。

それに、大学生の時にプレジデントでみた
「テレビの視聴時間と年収は反比例する!」という記事を見てから、
テレビは見ちゃいけない!見ちゃいけない!と思っていたのです。

テレビを見なければ、その分成功に近づくんだって思ったんですけど、
最近、ダン・ケネディが「テレビをみない奴はアホだ!」と言っていたので、
「ドキ!!!」として、見始めるようになりました。
妻の持ってきたテレビもちょうどありますし。

ダン・ケネディも、役に立たない番組を受動的にみていても意味は無いけど、
意図的に、リサーチの目的や制作の意図を考えながらテレビを見ることは
マーケティングにとって必ずプラスになるということでした。
というダンケネディからのテレビ免罪符をもらったので、
妻と一緒に少しまえに、R−1グランプリをみていたんです。

R−1は役に立たない番組だよ!とか言わないでくださいね。。

そこで、みていてすごく関心したことがあったのですが、
「とにかく明るい安村」さんです。

 

彼は、「全裸芸」によってブレイクして、
今でも「安心してください」のギャグでよくテレビに出ていますが、
彼は、この全裸芸を捨てて、全く違う路線のネタでR−1に挑戦したんですね。

結果的には、優勝は逃し残念な結果になりましたが、
彼のネタを変えて挑戦した理由がとても素晴らしいと思いました。

いまは「安心してください」のネタでウケてるかもしれないが、
いずれ必ず飽きられるから、そうなるまえに仕掛けていきたい。

と言っていたのです。
今までいた、いわゆる一発屋とは、だいぶスタンスが違いますよね。
そして、この「飽きられる前に仕掛ける」というのは、
マーケティングにおいてもとても重要な考え方です。
お笑い芸人にかぎらず、一般のビジネス、もちろん治療院においても、
同じ商品だけを売り続けていたら、必ず顧客は飽きてしまうからです。

先生も経験あると思うのですが、患者さんはどんなに先生の施術に満足していても
いまの悩みがなくなったら、来院しなくなります。
身体の痛みが治ったのに、治療院にくる必要なんてないからです。

いずれそうなる日は必ず来るのだから、そうなるまえに
対策を考えなければいけないのです。

安村さんのように。

だから、先生は、いま来てくれている患者さんが喜んでくれるような
新しいメニューや新しい物販の商品を開発したり、見つけたりして、
それを提供する準備をしておかなければいけません。

患者さんが来なくなってからでは遅いのです。