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from 飯野恵太
馬車道のオフィスより

今日、ちょっと反省したことがありました。
僕は、「これはいい!」と思ったアイディアを
メモ帳に書き込んでいるのですが、
それを見返しまたのです。

すると、そこには実現されていないアイディアがどっさり。

しかも、そのメモ帳に書かれてたアイディアを見てみると
どれも、しょぼく感じるアイディアなのです。

「しょぼいアイディアなら、実現されてなくていいじゃん」

と思ったかもしれないのですが、実はそうではないのです。

これは、しょぼく「感じている」だけで、
僕がこのメモを書いた時は、どのアイディアも全て
とてつもなく胸躍るとてもホットなアイディアなのです。
アイディアの重要な点は、細部にあります。
僕がアイディアをひらめいた時は、そういったアイディアの細部も
頭に描かれていて、とても鮮明な写真のようなイメージで
頭に浮かんでいるんです。

しかし、このアイディアが時間が経つにつれて、
その細部が頭の中から飛んでいき、
後から振り返ってみると、とてもしょぼいものに感じるのです。

当時の鮮明なイメージのままだったら、
胸躍る内容だったものなのに。。。
なので、ひらめきの保存期間はわずか24時間と言われています。
とても鮮度が落ちるのが早いんです。
イワシみたいなもんです。

24時間以上たてば、先生が思いついたアイディアはどんどん
細部がくすんでいきます。

1週間もすれば、思い浮かんだときのものとは
全くの別物なのです。

だから、先生が本当にいいと思ったアイディアに対しては、
24時間以内に着手しなくてはいけません。
どんなささいなことでも構いません。
そのアイディアに着手するのです。

着手している限りは、そのアイディアのことを
忘れることはありませんから。
メモ帳を見て、数々の鮮度の落ちたアイディアをみて、
ひらめきの保存期間が24時間という格言を
自分に改めて言い聞かせています。。。