Beautiful young businesswoman working in office
from 飯野恵太
稲城の図書館より

妻がいま妊娠をしていて、来月が出産予定日なのですが、
昨日、妻に「おしるし」が来たので、妻の実家に一緒に帰ってきています。
もうすぐ、父になると考えると、ワクワクとドキドキが混在した心境ですね。

子供も生まれるので、生命保険に加入したのですが、
僕は外資系の保険会社で働く、大学の後輩から保険に入りました。

その後輩が、近くにくるとのことだったので、
横浜でランチをしたんですが、こんなことを言っていました。

「普段、人から紹介をもらうことってなかなか難しいんですけど、
今週はめちゃめちゃ紹介をもらえたんですよ!」

「今週末に名古屋で予定があるので、名古屋にいるお友達で、
保険の話を聞いてくれる人を紹介してほしいって言ったら、
普通じゃありえないくらいの人数を紹介してくれたんです」

この話を聞いていて、僕はそりゃそうだな!って思いました。
実際、僕も普段、「誰か紹介してください!」と言われても
あんまり積極的に紹介することはないんですが、
名古屋の知人を彼に紹介することにしました。
東京にいるときは、全然紹介が出ないのに、
なぜ、彼は名古屋の予定に合わせて、こんなに紹介されたのか?


それは、この保険の営業の後輩が期せずして、
「焦点」を絞っていたからなんです。
人の思考っていうのはおもしろいもので、
何かを考えるときには、思考する範囲を限定したほうが
何かを思いつきやすいのです。
直感的には信じがたいのですが、、、

「色の白いものを、なんでもいいので書けるだけ書いてください」
と指示されるよりも、
「冷蔵庫にある、白いものを書けるだけ書いてください」
って指示されたほうが、圧倒的に多くの白いものが書けるんです。
意外ですよね。
でも、実際に先生も、自分自身でも奥さんや友達でもいいので試してみてください。

これが、焦点を絞ることの力なんです。

漠然と考えさせるよりも、思考する範囲を限定した方が
人は、考えやすいのです。
だから、この後輩も、紹介数を増やそうとして、
「誰でも良いので紹介してください!」と言ってた時よりも、
「名古屋で、誰かいい人を紹介してください!」とお願いした方が、
紹介がたくさん取れたんです。

もうお気づきかと思いますが、
これは、先生が患者さんに紹介をお願いするときも全く一緒です。

「何か困ってる人がいたら紹介してあげてください」
なんて、ぼんやりしたお願いの仕方じゃなく、、、

「会社の人で、肩こりで悩んでいる人がいたら紹介してあげてください」
と伝えたほうが、圧倒的に、紹介は生みやすくなるのです。
これは、だまされたと思って実践してみてください。

それでも信用できない場合には、ぜひ、「白いもの」のエクササイズをしてみてください。
僕の話が本当だったとわかるはずです!