Man and woman isolated on a dark background

from 飯野恵太
馬車道のオフィスより

今月からゴールドジムに入会しました。

ゴールドジムと言ったら、僕のイメージでは
準備運動でベンチプレス100キロあげるような
筋肉のバケモノが集うようなところだと思っています。

はっきり言って、ペラペラな身体で通えるような
ところじゃないと思っています。

なので、当初は、区が運営するスポーツセンターで
「ゴールドジムに行くための身体」を手に入れてから
入会しようと思っていたのですが、これはまさに、
「服を買いに行くための服がない」現象と全く同じだと思ったのです。

「身体を鍛えに行くための身体が出来上がってない」ってことですからね。

なんて弱気な発想をしているんだ!俺は!と思い、
えいや!!と登録しました。
それに、ゴールドジムに通わないことの「機会費用」も
高く付くなと思い、さっさと入会することにしたのです。
区のスポーツセンターは、一回300円で利用できるので、
コスト的にはめちゃくちゃ安いんですが、自宅から自転車で20分くらい
いったところにあるんです。

往復すると、毎回40分かかりますね。
これは月に15回通うとなると、600分、なんと自転車の移動だけで
毎月10時間も費やすことになるのです。

かたや、このゴールドジムは、
自宅からもオフィスからも片道3分、往復6分でいけるんです。
同じ回数通うとなると、移動時間は月にたったの90分だけです。

その差、510分です。

年間にすると、6120分、102時間もの節約にもなるんです。

僕はゴールドジムに通うとなると、スポーツセンターに通う場合に比べて、
年間に8万円ほど余計に出費を払うことになります。
しかし、「通わない」と決断すると、年間に102時間もの時間を失うことにもなるのです。

それを考えると、どう考えても、「ペラペラな身体で恥ずかしい」って思いを
乗り切ってでも、いま通ったほうがいいですよね。

ほとんどの人は、購入した場合の「お金の出費」だけを考えます。
購入しなかった場合の損失(機会費用)を考えないのです。


実は、なにかを「しない」という決断をしたときにも、あなたは
代償を支払っているのです。
これは、あなたが何かを行動するとき、行動「しない」ときにも
念頭に置いておいたほうがいいことですが、同時に患者さんにも
伝えることが大事です。
この施術を受けたら、5,000円。だけど、受けなかったら、こんな損失がある。と。
脅す必要は全くありませんが、事実として伝えてあげる必要があります。

人は、「失う」ことはとても嫌いです。

あなたのサービスを購入しない場合の「機会費用」を伝えてあげることで、
よりあなたの魅力を伝えることができるかもしれません。