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from 飯野恵太
馬車道のオフィスより

昨日は、ファーストデイを利用して、妻と映画を観に行きました。
ディズニーの「ズートピア」という映画です。

本当はピクサー作品の「アーロと少年」を観たかったのですが、
時間が合わなかったのでこちらを観たのですが、
結果的には、この映画を観れて本当によかったです。

めちゃくちゃ楽しかったです。

映画って当たり外れありますけど、ディズニー映画だと
100%楽しいので、やっぱり観たくなっちゃいますね。
特に、この「ズートピア」は生まれてくる子供とも
一緒に観たいと思いました。

この映画には、数々の名言や教訓が出てきます。
主人公のジュディ・ホップスはうさぎなんですが、
「ズートピア」の世界は、動物が進化した世界で、
みんな二足で歩くし、言葉もしゃべります。
職業も自由に選べるのです。

ただ、自由に職業は選べるものの、
「体格」は動物ごとにかなり差があり、
向き不向きがあります。

バッファローやサイのような大柄な動物に比べて、
主人公のジュディは、1/10くらいのサイズしかないのです。
小動物のうさぎですからね。

そんな小柄なうさぎのジュディの将来の夢は警察官になることなんです。

しかし、この世界の警察官は、基本的にはバッファロー、サイ、白くまみたいな
大きくて強い動物がなります。
強い動物のほうが、犯人と争った時に有利ですからね。

逆にうさぎのような小さい動物で警察官になった動物は、
この世界で一人もいないんです。
実際に、警察学校に入ると、うさぎのジュディにとっては、
とてつもなく過酷な試練が待ち受けています。

体格差が10倍あるような同期のサイとボクシングで戦わなくちゃいけなかったり、
大柄な動物でものぼるのが大変な氷の壁を乗り越えろ!って言われたり。
しまいには、トレイも大きい動物向けに作られているので、
ジュディはトイレに落ちちゃったりします。

そんな、圧倒的な不利な状況であっても、
主人公のジュディは諦めるどころか、「努力」と「工夫」によって、
数々の試練を乗り越えるんです。

最終的には、警察学校を成績トップで卒業するんです。
圧倒的な劣等生だったのに、トップですよ。

そんなの映画の話だろ!って言われたら元も子もないのですが、
この不利な状況でも「工夫」で乗り越えるっていうのは、
本当に大切な考え方だと思いました。

なまじ、体格や能力に恵まれていたりすると、
ひとは努力、工夫を怠りがちですが、
逆境というのは、その人に「工夫」をするチャンスをくれます。

片腕でメジャーリーガーになった、ピート・グレイという選手も
捕球や送球の仕方を工夫することによって、独自のグローブの使い方を習熟し、
並の選手よりも守備がうまかったといいます。
片腕なのにですよ。

先生にも、治療院を経営していて、他の治療院オーナーに比べて
恵まれてない、不利だと思うことは数々あると思います。

というか、全ての条件で恵まれている!!と確信している人なんて
まずいないはずです。
そんな不利な状況に直面したら、それはあなたが、
工夫をするチャンスでも有りますね。

いままでやってきたことの延長線上には答えはないかもしれませんが、
「工夫」によって世界が変わるかもしれません。

うさぎでも警察官になれたように、
片腕でもメジャーリーガーになれたように。

ちなみに、映画の本編はジュディが警察になってから始まるので、
上に書いた部分は、ほんのプロローグに過ぎないです。

めちゃくちゃおもしろい映画なので、
ゴールデンウィーク、先生の時間があったら、ぜひ観てみてください!