悪いうわさ=死ぬより怖いfrom 飯野恵太
横浜の自宅より
土曜日に、大学の友人や後輩を集めて
バレーボールをしてきました。

今回は実現できたのですが、
バレーボールをしようとすると
本当に人集めに苦労します。

フットサルだとみんな進んで参加してくれるのに、
バレーボールはてんで集まりません。

気軽にできないスポーツなんですかね?
確かに、フットサルと違って、
ある程度の技術がないと、ゲーム自体が成り立ちづらい
スポーツではありますよね。
さて、前半の話と全然関係ないのですが、
今日は、なぜ多くの人が行動に移すことできないのか
その理由を紹介したいと思います。
役に立つ情報を手に入れても、
それを行動に移す人は極めて少ないです。

別に、怠け者が多いわけではありません。
人は、いままでやってきた行動の量を増やすという努力は
好んで実行します。
決して怠け者ではありません。

しかし、他の人がやってない新しいことへ
挑戦するとなるとめちゃくちゃ腰が重くなるのです。

なぜ、こんな恐怖心を人間は持っているのか、
それは、はるか昔の人類にとっては、
生き残るために必要だったからです。
基本的に人間は集団で行動します。
集落をつくり、集団で狩りをして、
集団で生活を営みます。

そのときに、人と違うことをして、
悪いうわさが立つことは、「死」を意味していたのです。
仲間はずれにされたり、
孤立したり、
村八分にされる

そうすると、自分が困ったときに、
周りの助けを得ることができません。
ケガをして狩りに出れなくなった瞬間に
生きていくことができなくなるのです。

人類が狩猟で生活していたときに、
悪い噂が立つことは、
とても危険なことだったのです。
そういう恐怖心が、人間に深く刻まれているので、
人は、まわりと違うことをすることをとても恐れます。
皮肉にも、はるか昔に人類の生存に役立った恐怖心は、
現代では、成功のチャンスを遠ざけるものになっているのです。

いま、ちょっとくらい悪いうわさがたとうが、
友達に嫌われようが、変人と思われようが、
それが原因で死ぬことなんて絶対にありませんよね。
つまり、行動の際に感じる恐怖心は、
全く意味のない恐怖心なのです。
この事実を知ったところで、恐怖心が消えるわけではありませんが、
先生が、何かに挑戦するときの心の支えになれば嬉しいです。
悪いうわさがたっても死にません!