from飯野恵太
横浜オフィスより

王監督のソフトバンク入社式での講演って
知っていますか?

ソフトバンクホークスの元監督の、
王貞治さん。

言わずと知れば、世界のホームラン王です。

彼は、ソフトバンクの入社式で、
新入社員に向けた講演が、とても
素敵な内容なのです。

彼は自身の「努力」にふれて、
こんな話をしました。

毎日のように続けている素振りで、
王さんの手は血豆だらけになっていたらしいんです。
血豆ができた手で、さらに何万回と素振りを続けて、
その血豆もつぶれてしまうよう。

でも、彼は、その血豆の痛みは
全く気にならなかったというのです。

この努力の先に、自分がホームランを打って活躍、
大観衆が喜んでくれる。

それを想像すると、血豆の痛さなんて、
感じなかったらしいのです。

普通だったら、
血豆がつぶれるほどの痛みを感じたら、
そのことが気になって、

今日は素振りやめとこう、、、
この血豆が治るまで、休もう、、、

と考えてしまうと思います。

でも、王さんは、血豆の痛さではなく、
その先の、自分の栄光、ワクワクする姿を
鮮明に想像していたから、
人から見たら、過酷に見える努力も
全く苦にならず、続けることができたんですよね。

この王監督と同じように
イチロー選手や、サッカーの本田選手も
将来の自分を鮮明に思い描くことで、
誰にも負けない努力を続けてきました。

彼らは、小学校の時点で、自分の将来を
はっきりとくっきりと、思い描いていて、
卒業文集にも、詳細にその夢が書かれています。

努力を続けることができる人って、
単純に忍耐力があるだけではなく、
自分の将来の像を鮮明に想像しているから、
まるで、当然起こることとして受け入れているから、
そこに至るまでの、道のりを怠けず続けることができるんですよね。

でも、これは、一部の成功者だけが使えるというものではなく、
誰でも、利用することのできる、行動心理なんです。

目の前の努力にフォーカスするのではなく、
その先の自分の未来、成果にフォーカスする。

すると、努力することが楽しくなり、
継続することもできるようになるのです。

もし、
努力が続かない、
やる気が出ない、
行動に移せない、

そんな悩みを持っていたら、
自分の将来を鮮明にイメージするというところから
始めてみると、千里の道の一歩を踏み出して、
それを継続することができるようになるかもしれませんね。