from飯野恵太
横浜の自宅より
 
 
 
 
吉野源三郎さんが書いた
『君たちはどう生きるか』
という本をご存知ですか?
 
 
 
 
80年近く前、戦時中に
書かれた本なんですが
いまだに読む人が多いため
これが、漫画になっているんです。
 
 
 
 
僕も、手にとって見たのですが
(漫画の方を)
これが、また気付きを
たくさん得られるものでした。
 
 
 
 
中学二年生のコペル君と
その叔父さんの日常の
やり取りがあり、
コペル君が何か人生の
気付きを得ると
叔父さんはその様子を
しっかり見ていてくれて
“ノートブック”に
その気付きに対しての
教訓や、感想を記していてくれるのです。
 
 
 
 
主人公のコペル君は
叔父さんがつけたあだ名
なんですが、地動説を唱えた
コペルニクスに由来しています。
 
 
 
 
人間は実は、分子みたいな
存在なのかも?という
気付きを得たことを
きっかけに、そのあだ名を
つけます。
 
 
 
 
自分を世界の中心とみなすのではなく
自分も世界の中の1つの分子のような
ものなんじゃないか?という
感覚をコペル君は持ちます。
 
 
 
 
この気付きに対して
天動説が当たり前に考えられていた時代に
地動説を主張したコペルニクスと
並ぶくらい、偉大な発見だ!!!
ということで、コペル君と
名付けられます。
 
 
 
 
中学生の素朴な疑問や
人生の気付きに
叔父さんが色んな
解釈をしてくれるので
すごく面白いです。
 
 
 
 
コペル君が成長していく様も
なんだか嬉しくなってきます。
 
 
 
 
コペル君のあだ名の由来になった
コペルニクスですが
さっきも書いたように
地動説を主張しました。
 
 
 
 
地球が世界の中心と
当たり前のように考えられていた
時代に、地動説を唱えるのは
よほど、勇気のいることですし
周りからの批判や
誹謗中傷たるや
想像を絶するものが
あると思います。
 
 
 
 
実際に、地動説を唱えた人の中には
投獄されたり、中には火刑に処されて
殺されてしまった人もいるほどです。
 
 
 
 
正しいことを主張しているだけなのに
殺されてしまうっていうのは
全くもって、ひどい話ですが。。
 
 
 
 
自分の信念のために
命の危険すら厭わない
当時の人々って
本当にカッコイイですよね。
 
 
 
 
そんなときに
ふと自分の行動を振り返ったときに
「正しさ」よりも、「常識」に
流されてないかな?って
少し心配になりました。
 
 
 
 
実行すれば成果の出ること
お客さんの成果にとっても正しいこと
であるのにも関わらず
「人と違うから」という理由で
実行を躊躇してしまっていることって
ないかな、、、、?と。
 
 
 
 
今の時代、どんなに常識ハズレのことを
やったとしても、(法に触れるようなことでなければ)
投獄されることもないし、ましてや
火刑に処されるなんてことはないですよね。
 
 
 
 
それなのに
常識と違うからといって
みんなと違うからといって
やるべきことを先送りして
ないでしょうか?
 
 
 
 
どんな批判があっても
自分の信念を曲げなかった
偉人の素晴らしさに
思いを馳せつつ
自分の行いも正したいなと
思うのでした。