from飯野恵太
横浜オフィスより
 
 
 
 
普段、電話するときに
iPhoneにイヤホンをつなげて
電話することが多いのですが
腰を抜かしそうになったことがありました。
 
 
 
 
予定の合間に
カフェで仕事をしながら
イヤホンで一件
電話をかけていました。
 
 
 
 
担当のオペレーターの方の声が、
すごく小さかったので
iPhoneの音量をマックスに
していたんです。
 
 
 
 
「少々お待ちください」
オペレーターの方が
言った瞬間。
 
 
 
 
爆音の保留音が流れて
腰を抜かすほど驚いてしまいました。
「うおぉ」と情けない声をともに。
 
 
 
 
オペレーターの音量と
保留音のバランスがおかしすぎる。
 
 
 
 
絶対、ぼく以外にも
腰抜かした人いると思うんですよ。
それくらい、規格外の保留音でした。
 
 
 
 
さて、全く話が変わりますけど
先生は、RASってご存知ですか?
 
 
 
 
脳の活動を支配する
コントロールセンターのことです。
Reticular Activating System(網様体賦活系)の略です。
 
 
 
 
このRASは、生命活動を維持する
働きをしているのですが
「情報の仕分け」にも
活躍してくれる器官なんです。
 
 
 
 
脳は通常、1秒間に何億もの情報を
処理しているのですが
これらの情報のほんのわずかな
部分しか意識にのぼらないと
言われています。
 
 
 
 
全部、意識にのぼらせていたら
脳がフリーズしてしまうからですね。
 
 
 
 
だから、99 9%以上の情報は
全部切り捨てて
自分にとって重要だと思う
情報だけ、拾い上げてくれるんです。
 
 
 
 
とても、大事な器官なんですが
逆に言うと、RASにこの情報が欲しい!と
指示を出しておかないと
必要な情報を拾ってくれないんですよね。
 
 
 
 
ある車が欲しいと思うと
その車がやたらと町中で
目につくという現象が起こりますよね?
 
 
 
 
それまでの台数なんて絶対に
変わってないのに、欲しいと意識し始めたら
すんごい意識にのぼってくる。
 
 
 
 
これも、RASの仕業なんです。
 
 
 
 
欲しいと思ってるから
RASが処理するときに
意識にのぼらせてくれるんですね。
 
 
 
 
RASの存在が発覚することによって
引き寄せの法則とか、
思考は現実化する
と言われる、自己啓発の領域のものが
脳科学の領域にひきあげられたんですね。
 
 
 
 
RASにそれが欲しい、そうなりたい!
と指示しておくことで
それに関連する情報や
それを実現するために有益な情報を
拾ってきてくれるんですね。
 
 
 
 
だから、RASを効果的に働かせて
自分に必要な情報を手に入れさせるためにも
目標を明確にして、目に見える位置に置いておくというのは
とても大事なことなんです。
 
 
 
 
これは自己啓発的な話ではなく
RASという脳の機能で証明された
すごく大切なことなんです。
 
 
 
 
明確な目標を持っている人が
成果を出し、そうでない人が
成果を出せないのは
RASという脳の機能に
秘密が隠されていたんですね。