from飯野恵太
二子玉のスタバより
 
 
 
 
息子を水族館に連れて行ったら
イルカのことを大変気に入ったらしく
ひとりでイルカショーの再現とか
してくれます。
 
 
 
 
都内だと品川にある
アクアパークがイルカショーが見れる
身近な水族館だと思うんですが
この水族館って、年間パスポートを
販売しているんです。
 
 
 
 
1回の料金が2,200円なんですが
年間パスポートは4,200円。
1 9回分の値段で一年間
何度でも水族館に遊びに行くことができるんですね。
 
 
 
 
すごいですよね。
この誘惑に駆られて
妻はまんまと息子と一緒に
年間パスポートを購入していました。
 
 
 
 
めちゃくちゃオトクな「年間パスポート」を
見て思ったことは、このアクアパークの
1年間の平均来院回数は2回に満たないんだなって
ことです。
 
 
 
 
水族館自体、1年間に何度もいくところじゃないので
たぶんそうなんでしょうけど、アクアパークの利用者の
大半は、1度利用したら、1年以内にもう一度
来ることはほとんどないんだと思います。
 
 
 
 
ほぼ100%に近い
利用者が、1年間で2,200円(1回料金)しか
使わないんでしょう。
 
 
 
 
だから、このアクアパークは
めちゃくちゃオトクな
年間パスポートを用意することで
顧客生涯価値をあげようとしているんだと思います。
 
 
 
 
実際、僕の妻も、この年間パスポートがなければ
年に2回以上、アクアパーク行くことは
なかったと思います。
 
 
 
 
平均来院回数が2回未満だからこそ
この年間パスポートは価値ある
マーケティング手段になってるんですよね。
 
 
 
 
もし、これを電車の定期券とかで
同じことをしたら、大惨事になると思います。
電車の年間利用数って、軽く100は超えると思うので
2回分の料金で年間使い放題の定期券を販売したら
鉄道会社は倒産必至ですよね。
利用者側からしたら、もちろん嬉しいですけど。
 
 
 
 
だから、こういうようなパスポートの施策も
ちゃんと数字を分析してから実施する必要があります。
 
 
 
 
どこかの治療院が会員制度や
定期券的な施策を実施して成功したからと言って
それをそのまんま真似して導入しても
大失敗につながる可能性がありますよね。
 
 
 
 
それぞれの院で
顧客生涯価値は平均来院回数は
全然異なりますからね。
 
 
 
 
後半小難しい感じになっちゃいましたが
イルカショーって楽しいですよね。