from飯野恵太
自宅オフィスより
 
 
 
 
僕、高校の時は水泳部で
平泳ぎの選手でした。
北島康介の平泳ぎですね。
 
 
 
 
夏にはたくさん大会があるのですが
というか、夏にしか大会はないのですが
あれって、レースに出る前って
得も言えぬ緊張感があるんですよね。
 
 
 
 
水泳の大会って
自分のレースが始まる
5レース前くらいから
集合場所に集まらなくちゃいけなくて
他の選手とかいる中で
ベンチに座って待ってるんですよ。
 
 
 
 
あのときの緊張感が
とんでもなくて。
 
 
 
 
なんか周りの選手は速そうだし
誰もしゃべらないし
自分のレースは刻一刻と
近づいていくし
前の人が飛び込み台にあがると
自分も勝手に共感して
すげー緊張するし。
 
 
 
 
いま記事を書いていても
想像するだけですっごい緊張しちゃうくらい
大会のレース前って緊張するんですよね。
 
 
 
 
で、レースの直前に
ひとりひとり名前を呼ばれて
飛び込み台にあがるんですが
あの時は、もうピークですね。
バクバクいっちゃいます。
 
 
 
 
でも、あれが「ピーク」なんですよ。
ドン!とスタートの合図が鳴ったら
一瞬で水の中、もはや緊張感なんて
何も感じないんですよね。
不思議なもんで。
 
 
 
 
誰かが言ってましたが
人が恐怖を感じるのって
何かを開始するその瞬間だけ
らしいですね。
 
 
 
 
いざ行動をしてしまったら
あとは、恐怖を感じなくなる。
 
 
 
 
行動のさなかでは
恐怖を感じることはできないんです。
 
 
 
 
まさに、僕の水泳の大会で
感じてきたことといっしょでした。
 
 
 
 
先生が、何か新しいことをやろうとしたり
挑戦をしようとするときに
不安があったり、恐怖を感じていたとしたら
それはただ「行動をしてない」だけかもしませんね。
 
 
 
 
なぜなら、もりもりと行動している人
行動のさなかでは、恐怖は感じることが
できないんですから。
 
 
 
 
僕が飛び込み台までバクバク緊張していて
スタートを切ったら、泳ぐのに必死
そんな緊張なんて感じる余裕もないんです。
 
 
 
 
開始する直前までが怖いだけです。
一歩踏み出したら、実は屁でもないかもしれませんよ。