why
from飯野恵太
馬車道のオフィスより
今日は、東日本大震災から5年ということで、
テレビでも多くの特番をやっていました。

昨日の晩に、どこかのニュース番組が「5つのなぜ」という
テーマで、大震災後の東電や政府の動きを分析するというものをやっていました。

すごく興味深いし、中身もおもしろかったので、
眠い目をこすりながら見ていました。

この「なぜ」というワードは、とても強い力を持っていますよね。
人間の行動心理の中でも、「秘密」と「理由」の
ふたつの心理トリガーを刺激する力があるからです。

「5つのなぜ」を解明していきますと言われたら、
何か、今まで知り得なかった特別な「秘密」を知ることができると思ってしまいます。

秘密というのは、人の注意や興味をひく力を持っているので、
読んで欲しい広告のヘッドラインに、この「なぜ」というワードを使えば、
広告文章を読んでもらえる確率をあげることができるのです。

また、「なぜ、◯◯をすると、あなたの悩みを解決できるのか?」という
書き方をすると、前提条件を承諾してもらいやすくなるんです。

次の2つの文章を比べてみてください。

 

・低温調理するとお肉が美味しくなります
・なぜ、低温調理するとお肉が美味しくなるのか?

実は、ストレートに低温調理するとお肉が美味しくなりますと伝えると、
読み手の反発が起こりやすいんです。
「いや、そんなことないだろ」「高温でやったほうが美味しいだろ!」って。

でも、「なぜ、低温調理するとお肉が美味しくなるのか?」と疑問提起すると、
低音調理だとお肉が美味しくなるという前提があって、
そのうえでのその理由を伝えようとしています。
承諾してほしい前提条件(低温調理だとお肉が美味しくなる)を
受け入れてもらいやすくなるのです。
先生が、チラシのヘッドラインで迷ったときには、
この「なぜ」を使うことをオススメします。