整骨院を開業したいと思ったときに、開業するだけではもちろんお客様が来院はしてくれません。
なぜなら開業しただけでは、誰もあなたの整骨院の存在を知ることが難しいからです。たまたまお店の前を通ったというお客様がいたとしても来院しようと思う方はそう多くはありません。
整骨院を開業したことを多くの方に周知してもらう必要があります。その為の広告戦略は不可欠です。
某大手企業コンサルタントの見解では2019年以降、整骨院の廃業が相次ぐと読んでいます。その理由は整骨院業界が、約5万件の施術所数となり、街を歩いていればコンビニ並みに見かけるようになりました。
「ここも整骨院」「一つ道を挟めば整骨院」「家の近くだけで3件も4件もある」という事態が大都市を中心に起きています。
まさに飽和状態で需要と供給のバランスが崩れ始めている整骨院業界、それぞれ経営スタイルやマーケティング方法も異なります。
整骨院の主な経営スタイル、マーケティング方法
- 保険診療のみを取り扱う整骨院
- 自費診療を一部負荷している整骨院
- 自費診療をメインで取り扱う整骨院
- 訪問マッサージやボディメイキング、美容など他事業も付加している整骨院
- 午前、午後で営業時間を分けている整骨院
- 朝から深夜まで営業し、シフト制を導入している整骨院
- 雇用契約ではなく、すべて業務委託契約スタッフの整骨院
- 院長1人で経営をしている整骨院
- 1店舗~3店舗を経営している整骨院
- 5店舗以上を経営している整骨院
- 外観や看板を目立つようにしている整骨院
- ホームページやSNSなどのオンライン対策に力を入れている整骨院
- チラシや新聞折り込みなどオフライン対策に力を入れている整骨院
- 口コミや紹介だけに頼っている整骨院
皆様が経営される整骨院もいずれかには該当するかと思います。
これだけ多様化されている整骨院業界で生き残った行く為にはターゲットを明確にし、適格な広告戦略を打っていく必要があります。
広告戦略は大きく分けで2種類あります。1つはチラシやDMなどを用いたオフラインの集客、こちらはご近所の方や高齢者などターゲットを絞った集客に有効的です。
もう一つはインターネットを利用したホームページやTwitterやInstagramなどのSNS等を利用した不特定多数をターゲットにしたWEB集客です。
どちらも大切な集客法で両方に取り組んでいくのがベストですが、整骨院という業種の場合には広告規制があり、広告手法を間違えると法律違反になる危険性があります。
今回は柔道整復師法の規制と、その規制があるなかで効果的に集客するにはどうすればいいのかを解説してまいります。
開業したての方だけでなく集客にお困りの整骨院の方にも有効的な手法ですので是非、参考にしていただければと思います。
整骨院 チラシ 規制
整骨院のチラシは好き勝手に内容を自由に書いていいものではありません。「柔道整復師法」と呼ばれる法律によって表現規制が設けられています。
柔道整復師の有資格者なら、もちろんご存知かと思いますが、広告に掲載可能な事項が「柔道整復師法」によって定められています。
どのような事項が掲載可能なのかを下記にまとめました。
整骨院のチラシに掲載できること
- 開業者が柔道整復師の資格を持っていることについて
- 柔道整復師の資格を持っている人の名前や住所について
- 整骨院の店舗名、住所、電話番号について
- 施術可能日時について(営業日・営業時間など)
- ほねつぎ又は接骨の記載について
- 柔道整復師法第十九条第一項前段の規定による届出について
- 医療保険療養費支給申請ができることについて
(脱臼きゆう又は骨折の患部の施術に係る申請については医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る。) - 休日又は夜間における施術の実施について
- 出張での施術の実施について
- 予約制について
- 駐車場設備について
1~2に掲げる事項について広告をする場合でも、柔道整復師の技能についてや施術方法、施術者の経歴に関する記載はできません。
整骨院のチラシに記載して良い内容はこれだけしかありません。まさに必要最低限の情報と言ったところです。
ここに記載してある内容以外のことをチラシに掲載した場合は柔道整復師法違反になってしまいますので要注意です。
エステ店などで良くみられるお客さまの声や写真、施術者の経歴、施術でどんな効果が期待できるかなども記載することが認められていません。
そのほかにも「肩こり」や「腰痛」などの具体的な症例名を出すことも認められていません。このように文章にはさまざまな制限がかけられているので整骨院のチラシ制作は難解です。
整骨院 チラシ 制限
整骨院の広告制限の対象は下記です。
- 看板・整骨院の外観
- チラシ
- 雑誌・新聞の広告掲載
- インターネットのバナー広告・リスティング広告
チラシに関しては用途によって制限に当てはまらない場合もありますので下記で詳しく説明していきます。
制限の対象となる広告に共通するのは不特定多数の人を対象としたものです。
不特定多数向けではなく、整骨院内で患者さんに渡している配布物や整骨院の中に張り出しているチラシに関しては広告制限の対象外となります。
しかし配布用に作成した物を整骨院の外に向けて張り出したりすると、広告制限の対象となってしまい、こちらも柔道整復師法違反になりますので注意が必要となります。
もう一つ、インターネットのバナー広告・リスティング広告は柔道整復師法の広告制限に対象になりますが、自院のホームページは広告制限の対象にはなりません。ホームページに関しては不特定多数の方に訴求されるみなされず、興味を持った方が検索して情報を得る場所ですので、整骨院内で患者さんに渡している配布物や整骨院内に張り出しているチラシと同様に広告制限の対象外となります。
しかし集客に必要なインターネットのバナー広告・リスティング広告は不特定多数に訴求することになりますので、広告制限の対象になります。
あなたの整骨院の名前を知っている方であればホームページにたどり着けますが、それ以外の不特定多数の方々に訴求させるのは困難を極めます。
それはまさに、チラシは作ったけれどもポスティングができないようなものなので、高い制作費用を投下したにもかかわらず、アクセスがほとんどないといった状態に陥る接骨院が後を絶ちません。
そんな難しいホームページ集客でも、2018年の8月までは「地域名+整骨院」などのキーワードでのSEO対策やブログなどのコンテンツマーケティングを活用したWEBマーケティングで新規顧客を獲得できていた整骨院が数多く存在しました。
しかし事件は起きました、2018年8月1日、9月28日に起こったGoogleアルゴリズム変更による影響で検索順位が大きく変動し、集客数が半分以下になった整骨院が多数存在し、WEBマーケティングのみに頼り切っていた整骨院が、廃業又は廃業の危機にさらされたと耳にしています。
まずは整骨院の名前を知ってもらうことが大切ですし、Googleアルゴリズムの変更などコントロールできる領域が小さいマーケティングよりも、初めに取りかかるべき広告戦略はチラシマーケティングが有効的と言えます。
整骨院 チラシ デザイン
皆さんはポストに入ってるチラシをどれほど見られますか。1日に4~5枚のチラシがポストに投函されていてに、そのままポスト横のごみ箱に捨てるなんて方も多いのではないのでしょうか。
そのようにチラシは皆さまが思っている以上に一般のお客様の目には止まりません。チラシの手段にはポスティング、手配り、新聞折込、DMなど様々な手法がありますが、自分に本当に必要な情報や興味を持っている情報でない限りは、すぐにゴミ箱行きになってしまいます。
そのような現状の中では一瞬で興味を引くにはチラシデザインが他よりも専門的かつ魅的に見え、ターゲットが明確なデザインと文章でなければ集客に結び付きません。
ターゲットを絞れば絞るほど、また提供するサービスは絞れば絞るほど、他院との差別化が明確になり、お客様の目にはより専門性が高く映ります。
よってターゲットがそのチラシを目にした時、お客様があなたの整骨院に訪れる可能性がアップするのです。
ひと昔前と違い情報が大量に溢れている今の時代では、どれだけライバルとの差別化を図り、専門性の高さを出せるかが、どのような業種でも必要不可欠なマーケティングになります。
とはいえ、ここで問題になってくるのが広告規制です。ライバルと差別化を打ち出すにも、広告規制により記載できる内容は限られてしまいます。
その広告規制のなかで、どのようなチラシを制作すれば他社との差別化になるのか、そのポイントとなるのは、どこまでリスクをとれるかという所になります。
正直、柔道整復師法にのっとって、100%問題のない、どこからもクレームのつけようのない、チラシを作ろうとすると差別化に限界があります。
柔道整復師法に基づいて作成した場合には院名、住所、診療時間くらいしかチラシに載せられません。そのなチラシでお客様は来院してくれますでしょうか。
あらゆる業界のマーケティングのプロが手掛けても効果的な広告を作ることは不可能に近いです。
ここで重要になる部分が、街中の看板やチラシで「柔道整復師法の広告の制限」を逸脱した広告を目にすることがありますが、罰金刑に処せられたという話をほとんど聞いたことがないということ。
ちなみに広告の制限について「規定に違反した者は30万円以下の罰金に処する。(柔道整復師法第30条第5号、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第13条の8)」と記されています。
柔道整復師法に基づいて「あそこの医院は柔道整復師法に違反しているので注意してください。」とクレームをいれる競合医院があったとしても最悪でも、保健所から口頭で注意を受けるくらいのレベルです。その程度のリスクで効果的に集客が可能なのであれば試してみる価値があると思いませんか。
もちろん、柔道整復師法違反だけでなく顧客からのクレームにもなるような、「完治します」という表現や、「すべて保険適用です」など明らかに虚偽な広告は作成いたしません。
一度来店してくれた顧客の生涯価値を理解できる方であれば、柔道整復師法の取り締まりが厳しくなる前に顧客獲得をする大切さをご理解いただけるかと思います。
整骨院の顧客獲得をチラシで行うには、この機を逃すとより難しくなる危険性がありますので早めの対処を是非ご検討ください。
整骨院 チラシ テンプレート
整骨院のチラシでテンプレートを利用して作成するデザイン会社や印刷会社がありますが、結論から言うとおススメできません。何度も言うようにチラシの効果を最大限に発揮するために必要な差別化ポイントを出すことが難しいからです。
ターゲットの選定、リサーチを徹底的に分析しターゲットの求める効果的なデザイン、キャッチコピー、文章が揃わなければ集客力のあるチラシは作成できません。
そのデザイン面で差別化が難しいテンプレートデザインで差別化ポイントを出せるでしょうか。おそらく1流のマーケターや広告ディレクターでも至難の業です。
手軽さと金額に惹かれてテンプレートのチラシを大量に制作してポスティングしても、よくあるチラシがまたポストに投函されていたなと思われて、ゴミ箱に捨てられるだけです。
しかし他の整骨院は同じようなデザインと文章のチラシに費用をかけて集客を試みているのが現状です。
そして、チラシのコストだけでなく、本来であれば集客できたチャンスも逃してしまうことの危機感にも気づいていない整骨院様も多いです。
その市場で他の整骨院とは異なる、明確なターゲットとコンセプトを打ち出したチラシで勝負を挑むイメージをしてみてください。
勝てるイメージが持ててはきませんか。
弊社が制作するチラシは「同一地域で既に弊社のチラシ制作代行をご契約いただいてる整骨院様」がいらっしゃる場合はご契約をお断りしております。その理由はチラシの効果を最大限に引き出しご契約者様の利益を奪うことがないようにするためです。
弊社のチラシ制作は1地域1院様のご契約を徹底しております。
先生が弊社とご契約していただい場合はライバル整骨院に集客できるチラシ制作代行を利用される心配がないということになります。
整骨院 チラシ テンプレート 無料
整骨院のチラシのテンプレートにはパワーポイントで作成できる無料のテンプレートなどもインターネット上には、多く存在します。
開業したての整骨院の経営者が、先ず初めに手を出しがちなのが、このチラシの無料テンプレートです。無料で費用がかからないし手軽でいいなぁと思われるかもしれませんが、パワーポイントの編集作業もいりますし、差別化を図ろうとするとテンプレートの状態では難しいので、高度なデザイン力、キャッチコピーの作成、文章力が必要になります。
それには、かなりの知識と経験が必要となります。
さらにポスティングにかかる費用は他のチラシ同様に発生します。ご自身でご近所にポスティングされる場合も時間的なコストはかかってきます。
整骨院 チラシ 手書き
手書きのチラシを制作しそれを印刷して配っている整骨院さんをよく目にしませんか。その理由は、手書きで作成した場合には下記のようなメリットがあると言われているからです。
・親近感が出る。
・デザイン代がかからない。
・最後まで読んでもらいやすい。
しかしデメリットも多く含まれています。
・安っぽいイメージを持たれる。
・先生の権威が伝わりづらい。
・読みづらい。
他の整骨院より格安が売りで集客されるのであれば良いでしょうが価格勝負に参戦して苦しい戦いをしていくつもりがないのであれば、安いイメージを持たれることはリスクにしかなりません。
先生の経営する整骨院は安さを求めるお客様を集客したいのでしょうか。仮にそうだとしても、安さを求めてくるお客様が長い間リピートをしてくれると思いますか、より安い整骨院をみつかれば、そちらに流れてしまうのではないでしょうか。
さらに手書きのデザインで安売りをしない金額設定にした場合、お客様が求めているイメージが安さなのであれば金額を見た時点でミスマッチが起き集客に結び付きません。
アットホームで地域密着なイメージを持たれそうな手書きチラシですが、手間暇をかけた割には求めている効果に結び付かない可能性のほうが高いですので、こちらもあまりおすすめはできません。
整骨院 チラシ 画像
整骨院のチラシに使用する画像にも規制があります。それは施術中の画像を掲載してはいけないということです。
なぜ施術中の画像がNGなのか。その理由は、施術中の画像によって、「肩こり」や「腰痛」などの具体的な症例名を出していないとしても「肩こりや腰痛に効果あり」と言っているのと同様の意味があるからです。
文字で伝えられないのであれば画像で伝えればいいというのは法律違反に当たる可能性があるので注意が必要です。
もちろん法律違反に当たらない画像もあります。それは実際に治療を行う柔道整復師や受付スタッフなどの写真を掲載することです。整骨院に限らず、実際に体に触れられるような業種の場合、治療を行ってくれるのはどんな人だろうと皆さん思うはずです。
院内の雰囲気、院長やスタッフの雰囲気から安心感がお客様に伝われば、実際に足を運んでみようかなと思う方も増えるでしょう。
もちろん、その画像から不衛生さや、不快感が伝わってしまうようであれば逆効果です。
院長やスタッフの自己紹介用の写真だからと施術中の写真を掲載した場合は柔道整復師法違反になりますので注意しましょう。
整骨院 チラシ 集客
ここまで読んでいただいた方は整骨院のチラシ集客でターゲットを絞ったマーケティングが重要だということは十分にご理解いただけているかと思います。
例えば、地域密着型の集客ならば、その地域には、どのようなお客様が多く住んでいるかのリサーチが必要です。
地域が高齢者の多い地域ならば、介護保険制度により、柔道整復師は介護が必要な高齢者に機能訓練を行えるようになった点をアピールし高齢者の筋力トレーニングや関節拘縮予防などリハビリを押すのもいいでしょう。
若い年齢層が多い地域や学生が多い地域ならば、スポーツのパフォーマンス向上や、怪我からの早期回復などをアピールするなど地域密着といえどもターゲットによって集客方法は大きく変わります。
「地域密着でウチは今までやってきたから」とチラシに「地域密着で〇〇年、地元の皆様に愛されています。」と安心感を謳ったところで、高齢者が多い地域で「高齢者治療専門」とターゲットを絞った看板を掲げる整骨院が近くにあったら、高齢者の方はどちらを選ぶでしょうか。
大学や高校が多いエリアでアスリート専門やボディメイク専門の看板を掲げる整骨院があったら、どちらの整骨院を選ぶでしょうか。
より専門性が高い整骨院を選ぶはずです。なぜならお客様の悩みを解決してくれるのは専門性の高いほうが効果が高いように感じるからです。
コーヒー好きの人の前に喫茶店とコーヒー専門店が並んでいたらどちらを選ぶでしょうか。
ターゲットを絞って集客をするということはまさに専門性を打ち出しいくということ、総合デパートに人があふれる時代は終わったのです。
何年も続けてきた整骨院が時代の流れと共に消えていくのは、地域だけを限定しターゲットのリサーチをせずミスマッチなチラシを撒き、間違ったマーケティングを続けているからです。
ではミスマッチなチラシを制作してしまわないためにターゲットを明らかにするにはどうすればいいのか。
ここで活用できる分析方法が「ロイヤルカスタマー分析」です。
ロイヤルカスタマーは、「整骨院の施術内容などに満足し忠誠心が高いお客様」のことです。
具体的に言うと「先生の施術を受けたい」「先生じゃなきゃダメだ」という明確な意思をもって来院をしているお客様です。
このロイヤルカスタマーを増やしていくことで、その方に、来院できないような、やむを得ない大きな事情が起きない限り半永久的にリピート客として来院し続けてくれるので整骨院にとっては最も集客したいお客様です。
ロイヤルカスタマー分析することで、最も重要視するべき顧客はどのような人なのかを明確になるので新規顧客のターゲット選定に活かせると同時に、既存客のリピート率アップにも役立つ効果的な経営戦略なのです。
しかし1からロイヤルカスタマー分析を勉強していたのでは、チラシを作成するまでに膨大な労力と時間を費やしてしまいます。
弊社にご依頼いただければ、このロイヤルカスタマー分析とターゲット選定から導き出した効果的なチラシを制作することが可能です。
整骨院 チラシ ポスティング
業種に関係なくチラシのポスティングには「お金をかける」か「労力をかける」かの2種類の方法しかありません。
お金をかける場合
- ポスティング業者に依頼する。
- 新聞折込みに依頼する。
労力をかける場合
- 先生またはスタッフ自らポスティングする。
- 店頭などで手配りをする。
お金も労力のどちらも掛けることなく集客効果を上げることは不可能です。
実際にどちらの手法を利用したとしてもターゲットが変われば配布方法も変わってきます。
近隣の高齢者をターゲットとする場合には、新聞折り込みが効果的でしょう。新聞折り込みチラシは、配布するエリアを制限することができますから、高齢者の方が通いやすい地域に絞って配布するというう手法が可能になります。
また、新聞購読者の割合は圧倒的に高齢者が多く、他の年代に比べて新聞やチラシでのアプローチが効果を発揮しやすいでしょう。
また、整骨院の前を通勤時に通う会社員をターゲットとする場合には、ターゲットに直接手渡せる手配りが効果的でしょう。
また、チラシを配る際に、笑顔で明るく良い印象を与えるようにすれば来店する確率を上げることができます。
ご自身でポスティングされる際は目的を忘れないようにしましょう。「1枚でも多くチラシを撒く」ことが目的なのか。「1人でも多くの人に整骨院の魅力を伝える」ことが目的なのか。
この目的を忘れると、早く撒き切る為に雑にポストにチラシを入れたり、住人へのあいさつを怠ったりしてしまいます。
そういった小さなことでも、ご自身の整骨院の評判を上げたり落としたりするのでポスティング戦略も大切です。
弁護士の見解によっては、ポスティングをするだけでも「軽犯罪法」に引っかかる危険性があるそうです。
例えばマンションなどの貼紙に「チラシお断りします」と書かれているにもかかわらずポスティングをして訴訟を起こされ「住居侵入罪」で有罪になった判決が2件あります。
しかし、いずれも政治的チラシゆえに裁判まで発展したようで、商業用のチラシ配布で裁判になるのは極めて稀なようです。
ご自身でチラシをポスティングする際はそういったリスクもゼロではありませんので配布方法もよく検討されることをおすすめします。
整骨院 チラシ 効果
ここまで読んでいただいても、皆さんが1番心配しているのはチラシの効果性ではないでしょうか。
「そもそもインターネットの時代にチラシって効果があるの」「みんなスマホやパソコンで検索するからチラシなんてみないでしょ」って思っていませんか。
よく考えてみてください。毎日多くのチラシがポストに投函されていませんか。その中には大手企業のチラシも多くあります。効果が薄いものに多くの企業が費用を投下するでしょうか。
効果があるからこそ、今の時代でも企業のマーケティングの1つとして根強く活用されているのです。
スマホやパソコンで検索する人は、顕在顧客で整体院の存在を知っている方々です。存在をしらない潜在顧客へアプローチするにはインターネット広告を利用しなければいけません。
しかしインターネットのバナー広告・リスティング広告は柔道整復師法の広告制限の対象になりますので潜在顧客の発掘は困難です。
整骨院 チラシ キャッチコピー
チラシで反応がとれるキャッチコピーの作成には5つのステップがあります。
STEP1 ターゲット設定
キャッチコピーを作成するときに「誰に向けてのキャッチコピー」なのかを明らかにする必要があります。
「自身の整体院の存在を不特定多数の方に知ってもらいたい」そんなふうに考える人はとても多いです。
しかし、あらゆる人へアプローチ可能な便利なキャッチコピーを書くことは至難の業です。なぜなら、ターゲットに伝えるメッセージがぼやけてしまうからです。
どんなコピーを書くときも、ターゲットと1対1の対話であることをイメージしてみてください。自分が集客したい相手をリサーチし具体的に考えることが良いキャッチコピーを書くために必須の条件です。
ターゲットは「このコピーはまさに今の私の状況だ」と思うことができなければ、チラシを読んでもらうことは、なかなかできません。ターゲットが興味を持っているのは「自分に当てはまるターゲット」だからです。
ターゲット選定を怠らず「これは私のことを言っているのだ」と思わせるキャッチコピーを作成していきましょう。
STEP2 リサーチの実践
ターゲットが決まったら、次にリサーチを実践します。
ターゲットにどんなメッセージを伝えれば、ターゲットの興味を引きつけることが可能なのかを明らかにします。
反応が良いキャッチコピー作成の為のリサーチ項目
何をリサーチすればいいのか?
ここではリサーチ項目を箇条書きでご紹介します。あなたがリサーチを実践する中で、必要に感じるものを参考にしてください。
ターゲットを知るためのリサーチ項目
- ターゲットの整骨院に対する欲求・願望は何か。
- ターゲットの整骨院に対する恐怖・不安は何か。
- ターゲットの整骨院に対する怒り・イライラは何か。
- ターゲットの整骨院に対する思い込み・先入観は何か。
- ターゲットは整骨院にどんなイメージを持っているか。
- ターゲットは今までにどのように体の不調を解決しようとしていたか。
- ターゲットはどこから整骨院の情報を得ているのか。
- ターゲットがあなたの整骨院に通わない理由はなにか。
自分自身をリサーチするための項目
- あなたが整骨院を始めたきっかけは何か。
- あなたはなぜ、この整骨院を作ったのか。
- あなたが施術、店舗に込める想いは何か。
- ターゲットから共感が得れるストーリーがあるか。
- あなたの整骨院とライバル店と差別化できてる点は何か。
- あなたの整骨院がライバル店より勝っている点な何か。
- あなたの施術、店舗の良さを証明するものはなにか。
- なぜ、お客様はあなたの整骨院を選んでくれるのか?
- あなたの商品・サービスをひと言で表現すると?
STEP3:お客様に伝えたいメッセージを考える
ターゲットを明確にし、リサーチを完了したら、次に考えるのは「お客様に伝えたいメッセージ」です。
「何を伝えるのか」2つの「ベネフィット」と「オファー」という2つの要素から導き出すことができます。
ベネフィットを明確にする
あなたの整骨院に来院することで起こる感情へのプラスの変化のことが「ベネフィット」です。
ベネフィットとは、お客様が欲している。お客様は、ベネフィットを手に入れたくてあなたの整骨院に来院します。
皆さん、こんな経験はないでしょうか。
あなたが服を購入するとき、「この服を着て、恋人とデートにいこう」「お気に入りのワンピースに合わせてみよう」という具合に、購入後のシチュエーションを想像したことってありませんか。
「人は感情で物を買う」と言われるように人は理屈ではなく、感情で行動する生き物です。
つまり、人の買い物の根本にあるものは「衝動買い」で人が感情で買っているものがベネフィットということです。
あなたの整骨院を利用することを通して、得ることができる感情をベネフィットと考えてください。
ベネフィットをどのように明らかにするのかは下記を参考に進めてください。
- ターゲットの悩みを分析し理解する。
- 整骨院の特徴・施術効果などの強みをできるだけ多く書き出す。
- 強みに対して、その強みが与える影響を徹底的に深掘りする。
- ベネフィットを考える( あなたの整骨院に来院することで起こる感情へのプラスの変化)
- ベネフィットを徹底的に深掘りする。
オファーを確定させる。
オファーとは『お客様に提示する取引条件』のことを言います。
オファーには下記のようなものが当てはまります。
・あなたの整骨院が提供する施術・サービス・商品
・特典
・割引価格
・限定性(期間限定・人数限定など)
・支払い方法(現金・クレジット・電子マネー・保険適用)
・返金保証
上記すべてを1つにしたものが「オファー」になります。
ターゲットが「このサービスはありがたい。」「こんなことをしてもらえるの。」と感じてしまうオファーの要素がキャッチコピーには大切です。
オファー内容が他の整骨院よりも優れたものであれば、ターゲットからの注目を引けるキャッチコピーになります。
ここで他の整骨院が陥っている間違いが1つあります。それは「特典=オファー」と勘違いをされていることです。
価格や日付の限定性、お支払い方法の種類や保険適用、全てをひっくるめてオファーなのだということを意識することで他の整骨院と差別化されたチラシを制作できるでしょう。
あなたの整骨院のオファーを考える
ターゲットが抱える悩みを解消するため。もしくは、ターゲットの願望を叶えるために、あなたの整骨院が提案可能なオファーにはどのようなものがあるでしょう。
- 無料施術体験
- 特典・ボーナス
- 来店特典
- 割引
- 期間限定キャンペーン
- 通院特典
ターゲットは現状の自分と、悩みを解消した後の自分の間に大きな壁を感じている状態です。
「オファーを考える」とは、この大きな壁を取り外してくれる方法を提案するのが「オファー」です。
オファーを考えるポイントは「このオファーを受けない理由が見つからない」と思わせるまで考え抜くことです。
いかがでしょうかキャッチコピーの重要性をご理解できたかと思います。
しかし、ここまで分析するにはマーケティングの経験と知識が必要です。ご自身で行う場合は多くの時間を消費します。
作成したチラシの効果を測定するために何度もトライ&エラーを繰り返す必要もあるので費用も多くかかります。
さらにチラシ作成はキャッチコピーだけでなく10項目の重要な業務が発生します。
チラシ制作における重要な10の業務
- ロイヤルカスタマー分析
- ターゲットの選定
- 先生へのインタビュー
- ターゲットの悩みのリサーチ
- 悩みの原因解説のイラスト&記事作成
- わかりやすい解決手段の提案
- 特典の設定
- チラシデザイン作成
- 印刷作業
- 折り込み代理店との折衝
この業務をご自身で行い、チラシのプロたちと同じ土俵で戦っていくのは容易ではありません。
弊社におまかせいただれば「チラシ制作における重要な10の業務」をワンストップで対応いたします。
是非ご検討ください。
整骨院 チラシ 値段
整骨院のチラシ作成を依頼した場合に最も不安になる部分は値段とそれに見合った費用対効果ですよね。
チラシの製作費用は両面で約80,000円~160,000円と価格幅も広く、内容は制作会社によって異なります。整骨院のマーケティング、ロイヤルカスタマー分析、ターゲット選定、柔道整復師法の理解がある制作会社は多くはありません。
試しにGoogle画像検索で「整骨院 チラシ」で検索してみてください。同じようなキャッチコピーと文章のチラシがズラッと並びます。他社の製作物や過去の製作物を参照してチラシを制作するので、このように同じようなチラシが羅列するのです。
同様に似たチラシが各家庭のポストに投函されていると思うと、そんな制作会社に多くの広告費用を投下しようと思いますか。
弊社は整骨院のチラシ制作のスペシャリストです。チラシ制作における重要な10の業務すべてを対応し効果的なチラシ作成をサポートします。
弊社が作成するチラシは、海外の最先端のセールス心理学を整骨院マーケティングに応用し、その知識を駆使して制作しているチラシです。担当クライアントと何度もトライ&エラーを繰り返したノウハウの集合体です。
そのテストに費やした期間や費用は、数ヶ月、数十万で収まるものではありません。
そのノウハウの集合体であるチラシを是非、あなたの整骨院でも活用していただきたい。集客に苦戦して権威ある先生方が廃業していくのを弊社はとても、もったいないことだと常々、残念と感じています。
ぜひ効果のほどを先ずは体験していただきたいので通常15万円の代行費用ですが、初回お申込みの整骨院様に限りまして、108,000円(税込)でご利用いただけます。(※印刷料金、折り込み料金は別途ご負担いただきます。)
整骨院 チラシ 作成
弊社の新規集客チラシ制作代行ですが、すべての整骨院様にご利用いただけるものではありません。下記の5つに当てはまる整骨院様はお断りさせていただく場合がございます。
チラシ制作をお断りさせていただくケース
同一地域で既にのチラシ制作代行ご契約者さまがいる場合
既存のご契約社様の利益を最大限に引き出すために弊社の新規集客チラシ制作代行は1地域1院さまのご契約を徹底しております。
長く継続的にお付き合いできる整骨院様と手と手をとりあって成長していける関係を築いていきたいという思いでお手伝いをさせていただいております。
顧客獲得の価値を理解していない方
それなりに大きな費用をかけ、お客様を分析し、お客様に整骨院の存在を知ってもらえた。これで放っておいても顧客が獲得できるなんてことにならないなんて皆さんご存知かと思います。当然、競合医院もまた新規顧客獲得のためにあらゆる施策を打ってきます。
技術を高め、サービスの質を向上に努め、同じように情報収集と提供に費用をかけているのです。1度集客にうまくいったからと胡坐をかいてしまう顧客獲得の価値そのものを理解されていない整骨院様とのお取引はご遠慮させていただきます。
その価値をご理解いただけてる整骨院様の代わりに、隠れている「価値」を発現させ顧客獲得に繋げるのが弊社の仕事です。
「顧客の生涯価値」を理解していない方
整骨院の経営状況を知るための指標のひとつに、「LTV(Life Time Value)」というものがあります。日本語では「顧客生涯価値」と略されます。簡単に説明するとお客様の初回来院から通院が終了するまでの売上の平均です。
それだけではなく、顧客生涯価値の数値から、1人の患者さんあたりどのくらい広告費をかけるのが適切かを算出することが可能です。
この「顧客生涯価値」をご理解いただけない場合、適正な広告戦略をご提案させていただいても費用だけで高いと判断してしまう危険性があります。
弊社は適切な広告費用で最大限の集客をお手伝いでしていきたいと考えておりますので、「顧客生涯価値」をご理解いただける先生とお仕事をさせていただければと思います。
リピートのための努力をしたくないと考えている方
どれだけ効果的なチラシを制作したとしても、リピートの為の努力を怠ってしまえば、その努力も労力も無駄になってしまいます。
正直、弊社がご提案させていただく広告では、魅力的なオファー(お客様に提示する取引条件)をつくるために、新規集客の時点で大きな利益がでるようなマーケティング設定は行いません。
しかし、そのかわり、あなたの整骨院にとって顧客生涯価値が高い優良な顧客を獲得することに繋がる手法です。その努力を怠る整骨院様には全く意味のない方法になり、時間と費用をかけても無駄になるだけになります。
弊社としても無駄になるようなお手伝いは費用を頂けるとしてもお断りさせていただきますので本気で集客をお考えの整骨院様のみご依頼をお願いいたします。
柔道整復師法のルールを完璧に適用したチラシ制作をご希望の整骨院様
チラシデザインについての部分でも記載させていただきましたが、柔道整復師法のルールを完璧に適用したチラシを作成した場合に整骨院名、住所、診療時間程度の内容のチラシしか制作ができません。
弊社が提案させていただくチラシはターゲットの悩みを分析し、その悩みの原因解決にマッチしたキャッチコピー、文章、画像を駆使して制作いたします。解決策をよりキャッチ-に分かりやすく提案することで、整骨院様の価値を提供できるチラシを制作いたします。
もちろん明らかに「治ります」という表現や、「すべて保険適用できます」などという誤解や虚偽になるチラシは制作いたしません。
万が一、柔道整復師法違反とライバル店などにクレームを入れら、保健所から口頭で注意を受けることもあるかもしれません。
しかし、その程度のリスクを負ったとしても、それ以上の価値があるとは思いませんか。そのリスクすらとれない整骨院様のお手伝いは大変申し訳ございませんができません。
今後、柔道整復師法の規制が緩和されるのをじっくり待ちますか。その間にもライバル店にどんどん新規顧客を獲得されていきます。
高齢化社会で整骨院様の需要が高まっているとはいえ人口は年々低下しています。しかし整骨院の数は多く需要と供給のバランスが崩れ飽和状態。
そのような整骨院業界の現状で、顧客生涯価値の高いお客様をいかにして集めていくかが今後の整骨院経営には必須です。
柔道整復師法の規制が緩和されればいいですが、今後さらに規制が厳しくなり柔道整復師法違反の取り締まりが激化した場合、今よりも新規獲得は困難になっていきます。
柔道整復師法の規制が緩い今のうちに多くの新規客を獲得しリピーターを増やしていく努力をするタイミングではないでしょうか。
弊社はそのお手伝いができる会社でございます。是非、我々を信じてお任せいただければ幸いでございます。