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from飯野恵太
馬車道のオフィスより

夕飯のあと、妻とテレビを見ていたらこんな番組がやっていました。
(結婚してからテレビばっかり見てる気が、、、)

古びた家や、人気のない空き家・空き室を
リフォームしていくという番組です。
そこに、空き部屋ばかりで赤字を出してしまっている
マンションオーナーが取り上げられていました。
そのオーナーが、プロのリフォーム会社に頼んで、
人気のない空き部屋を生まれ変わらせるという企画ですね。

プロのリフォーム会社の社長が、このオーナーにヒアリングするときに、
「おお!」と思ったことがありました。

開口一番、そのリフォーム会社の社長が質問したことがあったのですが、
それは、どんなことだと思いますか?


この社長は
「この部屋にどんな方が来ることをイメージしていますか?」
という質問をしていたのです。
こんなこと考えるのは当たり前だろ!と思う人もいるかもしれませんが、
マンションオーナーでこんなこと考えてる人なんてまずいないと思いました。
彼らが考えているのは、いかに部屋を埋めるか。ただそれだけだと思います。

その証拠に、この質問をされたオーナーは
「子供のいる家族、、」とだけ答えていました。
そんなこと考えたこともないといった様子で。
番組はそこから、リフォームがどんどん進んだんですけど、
おそらく、というか確実に、ターゲットを具体的に絞り込むという作業を
リフォーム会社の社長がしていたはずです。
これがなければ、それから先、何も作ること出来ませんからね。
結果、リフォーム後に内覧にきた子連れの家族は、
すごくその部屋を気に入った様子でした。
とにかく集客しようとすると、意外に見落としがちな
「どんな人に来てほしいのか?」という質問。
どんな広告も集客の施策も出発点はここからです。