from飯野恵太
馬車道オフィスより
梅雨の何が嫌かって、やっぱり洗濯物ですよね。
洗濯をしたい時に、三日間連続で天気予報が雨だったりすると、
その絶望は計り知れないですよね。

そして、たまの晴れ間に洗濯を干し忘れたりすると、
それはそれでブルーになります。

部屋干しの生乾きのタオルとかも、
たまったもんじゃないですよね。
早く、梅雨があけてほしいものです。

さて、最近はアメリカの大統領選で話題の
ドナルド・トランプについて紹介したいと思います。

その過激な発言や、極端な排他的な思想によって、
日本ではあまり好かれてはいないですよね。
絶対に、トランプを大統領にしちゃいけない!っていう人もいます。
ヒラリーでも、トランプでもどっちでもダメっていう人もいますけど。

では、なぜ、アメリカでは、トランプはとてつもない人気を博しているのでしょうか?
それには、彼の使った「戦略」があったのです。

彼は、不動産王の異名をもつほど、不動産の業界で成功し、
財を成した人物です。
やはり、経営、マーケティングのセンスは半端ないのです。

選挙活動でも、マーケティングの考え方を大いに取り入れています。

具体的に、どういうことをやっているかというと、
ことあるごとに、演説のときに、ある言葉を繰り返していたのです。

それは、

「私は世論調査でリードしている」

という言葉です。
過激な発言などがよく取り上げられますが、彼が、二ヶ月間、
ぶれずに言い続けていたのは、この言葉だったのです。
事実かどうかは別にして、彼は「世論調査でリードしている」
ということを、聴衆に繰り返し伝えることで、
自分が大勢に支持されている、
自分が勝ち馬だってことをアピールし続けていたのです。
これは、社会的証明の力を利用したもので、
人間は、みんなが支持しているものを、支持したいと思うようになるのです。

ひとは、マイノリティでいたくないのです。
みんながやってることをやりたいと思います。
その心理を理解しているトランプは、
「世論調査でリードしている」と言い続けたのです。
不動産王のドナルド・トランプが、積極的にこの戦略を用いるくらい
社会的証明というのは、とても大事なことなのです。

治療院の経営をするときも、「社会的証明」はもちろん重要です。

もちろん、先生が患者さんに「世論調査でリードしている」なんて
発言することはできませんので、先生がやるべきなのは、
「患者さんの声」を患者さんに見せまくるということです。
患者さんの声を見せることで、「大勢から支持されている」という
事実を、患者さんに伝えるのです。
チラシ、壁、HP、配布資料。
あらゆるところで使ってください。
大統領選に出るトランプが使うくらい、
社会的証明は、効果のあることなのですから。