from 飯野恵太
馬車道のスタバより
もしかしたら、
先生も読んだことあるんじゃないでしょうか?
稲盛和夫さんの著書「生き方」
私は、新社会人になった年に、
友人に勧められて読んだのが最初でしたが、
とてつもない衝撃を受けたのを覚えています。
心の琴線に触れまくるので、
歩きスマホならぬ、「歩き生き方」をしていました。
わりと遅読な私でも、1日で読んでしまいました。
プロローグで、稲盛さんはこんなことを言っていました。
労働とは、たんに収入を得るためにするものではなく、
人間性を陶冶(とうや)するために、行うのだ。と。
例えば、勤勉勤労で知られる二宮尊徳は
朝、日が昇る前から畑に出て、
夜は星が光り輝いてからも、働き続けました。
ただ、それだけのことを続けて、
人々の行動を変えて、村を救っていきました。
農民の出なので、礼儀作法を学んでいたわけではないのに、
幕府に呼ばれたときのその出で立ちは、他の誰よりも
高貴なものだったと言われています。
このように、労働というのは、
自分の人間性を磨き、人間としての質を
高めることができるものなのです。
現代では、「労働」は忌み嫌われるもので、
少しでも短くした方がいいという考え方が広まっていますが、
必ずしも、それが正しいとは限りませんよね。
働くことで、得られることは山程ありますし、
真剣に働かずに、遊んでばかりいても虚無感しかないですからね。
一日一日をど真剣に生きることが大事なんです。
と、
心に緩みが出てきたら、度々
「生き方」を読みなおして、
稲盛さんに喝を入れてもらっているのです。