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横浜のスタバより

今日、スタバに来たら、
なんと機械が故障して
すべてのコーヒーが出せないらしいのです。

ミネラルウォーターとオレンジジュースだけしか
飲み物を出せないらしく、他のお客さんはみんな帰っていきます。

混雑が予想されるスタバにおける
僕へのちょっとしたプレゼントですね。

僕はもともとコーヒーあんまり飲めないので、
ミネラルウォーターで十分です。

スタバで「水」を飲んでいて、ふと思ったのですが、
このミネラルウォーターの市場作ったのってすごいですよね。

日本とか水道水も安全で全然おいしく飲めるのに、
いつしかみんなミネラルウォーターばっかり飲みますよね?
冷蔵庫には常にストックしてあります。
妻なんてお米たくのにもミネラルウォーターですから。

でも、ミネラルウォーター買っているひとのうち、
10人いたら9人は水道水とミネラルウォーターの区別なんてつかないと思うんです。
ボルヴィックの中身だけ水道水でも絶対気づかないと思います。

それでもみんなミネラルウォーター買うんですね。

蛇口をひねれば1リットル0.3円くらいで手に入る水に、
1リットル100円も払って買っています。
ヘタすると、500円とか1,000円の水が売っていたりします。

この話で僕が言いたいのは、ミネラルウォーターを買うのは、アホだということではありません。

価格っていうのはおそろしく柔軟だっていうことを伝えたいのです。

だって、本来なら0.3円で手に入る水を、ほんのちょっと質がいいってだけで、
その300倍も出してわざわざ買う人がごまんといるのです。

60分2,980円のリラクゼーションマッサージ
が出てきて、それが浸透してきたって
先生がその価格にあわせる必要はないのです。

自費の施術だと、1時間5,000円で提供している先生が多いですが、
その価格だって誰が決めたんだって感じです。
もしかしたら2倍にしても患者さんの数はそんなにかわらないかもしれないのです。

価格で勝負する必要なんてありません。
「価格」ではなく「価値」の違いを伝えてあげればいいのです。
「価値」を伝えることを怠って、価格だけ安くして集客しようとしたら、
その先に未来はありません。

「価格を下げて潰れた会社は数えきれないが、価格をあげて潰れた会社はない」のですから。

スタバで「水」を飲みながら