from 飯野恵太
横浜の自宅より

注意。
今日のメルマガには
1mmの価値もありません。

もしかして?!
背筋の凍る思いでした。

オフィスのビルのトイレで用を済ませたあとに、
トイレットペーパーがないことに気づきました。

その瞬間、今年に入って一番
頭をフル回転させたかもしれません。
とてつない糖分を使いました。

どうする?

何か拭けるものはないか?
指でふく?
汚いか?
パンツを犠牲にして家に帰る?

そのとき、僕は思い出しました。
いつも、トイレットペーパーの予備が
個室の外にあること!

誰も居ないことを気配で察知して、
そーっと外の様子をチェックしました。
もちろん、中腰です。

しかし、今日に限って、
外に予備もなかったのです。
どうする?
まじで手で拭く?
(ちなみに過去二回は指で済ませた!)
オフィスでそれをやるか?!

このまま出れなければ、
僕はトイレで一生を終える?
人生をあきらめかけました。

そのとき、二人組のおじさんが
トイレに入ってきたのがわかりました。

すかさず僕は、彼らに助けを求めました。

おじさん二人は、
「手で拭くわけにはいかないもんな!
待ってろ!そこで待ってろよ!」

といって、すぐさまトイレットペーパーを
探しに行ってくれたのです。

でも、普段トイレットペーパーの管理なんて
しませんから、彼らもどこにあるのか
わからない。

オフィスのビルを
くまなく探してくれて、どこにも
トイレットペーパーが見当たらず。

逐一、トイレに帰ってきてくれては、
「ちょっと待っててね!いま見つけるからね!」
と、絶望に震える僕を元気づけてくれたのです。

結局、彼らは
となりの女子トイレに潜入して
トイレットペーパーを取ってきてくれたのです。

感謝!感謝!
圧倒的感謝!

そして、彼らは、名前も告げずに
さっていったのです。

お互い、
誰に助けてもらったのか
誰を助けたのかわからない。

でも、僕はあのおじさんの
声を聞いたら、必ずこの日のことの
感謝を伝えるでしょう。

これぞ返報性の法則。
情けはひとのためならず!