from飯野恵太
横浜オフィスより
週末に、妻と息子と中華街で
ランチをしてきました。
そこは、牛バラ飯が
めちゃくちゃ美味しい
お店らしく、お昼時は
いつも行列のできているお店です。
で、このお店は、昔、
テレビ番組の「どっちの料理ショー」に
出ていたことがあるお店なんですが。
どっちの料理ショーって覚えていますか?
あの番組は、僕が小学生くらいの時やっていたと
思うんですが、母親がこの番組を好きだったので、
僕も毎週のように見ていた記憶があります。
その当時は、何も考えずに見ていたんですけど、
この番組って、特殊ですよね。
どちらが「美味しいか」じゃなくて、
どちらが「美味しそうか」で決めるんです。
実際に、その料理は食べずに、
調理の工程や、食材へのこだわり、調理者のプレゼンを聞いて
どっちが美味しそうか、どっちの料理を食べたいかを決めるという
趣旨の番組です。
料理の鉄人みたいに、実際に料理を食べて
勝敗を決めるのは、よくあると思うですが、
食べずに決めるっていうのが、面白いですよね。
だから、どっちの料理ショーにおいて、
勝敗を決めるのは、いかに美味しそうに伝えるか?
という、プレゼンがとても大事なんですよね。
極論を言うと、勝つために、料理の味は、どうでもいいのです。
「美味しそう」だということを伝えればいいんです。
どっちの料理ショーの思い出を書いているうちに、
脱出ゲームの仕掛け人である加藤隆生さんが
会社の合言葉にしている
「面白いよりも、面白そうが偉い」という言葉を
思い出しました。
実際に、めちゃくちゃ面白いゲームを作ったとしても、
それを「面白そう」と思ってもらえなければ、
誰も参加しないので、そのゲームはヒットしない。
だから、面白いということよりも、面白そうと思ってもらえることを
優先して考えてるというのです。
これって、どんなビジネスでも新規の集客をしようと思ったら、
大切な考え方ですよね。
売上をあげるために、自分の技術を磨こうとする
治療家の先生ってとても多いですが、
実は、これをしても、売上があがることって
ほとんどないんですよね。
なぜかというと、どっちの料理ショーや、
「面白そうが偉い」という合言葉と同じ考え方です。
新規の方というのは、
当然、あなたの治療をまだ受けていないので、
治療の技術の多寡は関係ないんですよね。
どんなに、治療の技術がすぐれていても
それを伝えることができなければ、
意味がないんです。
職人気質の方は、
商品やサービスの質には徹底的にこだわるのに、
それを伝えることについては無頓着ということが
よくあります。
「美味しいより、美味しそう」
「面白いより、面白そう」
「上手いより、上手そう」
ここを見落としてしまうことで、
あなたの持ってるせっかくの
高い技術を売上に結び付けられないことがあります。
とても大事な考え方ですよね。
PS
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