from飯野恵太
横浜オフィスより
 
 
 
 
昨日、土曜日は
家族3人で横浜の
ズーラシアに遊びに行ってきました。
 
 
 
 
息子が動物が大好きで
ことあるごとに
ライオン、まうま(シマウマ)、き(キリン)
と叫んでいます。
ライオンだけやたら
しっかり発音するんですよね。
しかも、英語のLionの発音で(笑)
 
 
 
 
ゴリラのドラミングが
大好きなようで
ウホウホとドラミングの真似をして
きゃっきゃっしています。
 
 
 
 
普段は、家から一番近い
野毛山動物園というところに
遊びにいっているのですが
そこにいるインドライオンが
大好きで「ラージャー、ラージャー」と
そのライオンの名前まで覚えて
呼んでいるんです。
 
 
 
 
息子が動物大好きなので
これは、もっとたくさんの動物がいる
動物園に連れていきたいということで
横浜で一番大きい動物園の
ズーラシアに行ったんです。
 
 
 
 
動物園に入るなり
ずっと「ライオン、ライオン」と
あの「ラ」にアクセントを置く
ネイティブな発音で
ライオンを所望していましたね。
 
 
 
 
ライオンのエリアでは
室内で飼育されている
ライオンを目と鼻の先で
見ることができるんですが
息子はガラスにがっぷり四つで
ライオンを見ていました。
 
 
 
 
その喜んでる姿
すごく嬉しいですよね。
 
 
 
 
インドゾウのエリアでは
スタッフのおばちゃんが
なんと、ゾウのウンチを
持っていて、それを
「全然臭くないでしょ?!」といって
色んな人に嗅がせては
そのウンチを渡していました。
 
 
 
 
満面の笑みで渡すので
みんな思わず手に取るんですけど
それは、紛うことなき
ウンチなんですよね。
 
 
 
 
ひとりのママさんは、
ウンチを渡されたまま
そのおばちゃんが
他の人と話し込んでしまって
ずっとうんちをホールド
したまま放置されるという
状態でした。
 
 
 
 
トラウマものですよね(笑)
 
 
 
 
そこのゾウのエリアで
これは、すごい!!という
販売手法に出会いました。
 
 
 
 
大きな象のフィギュアの前で
「無料」で家族写真、集合写真を
で撮りますよ。という看板が
出ています。
 
 
 
 
で、もちろん家族で来た人は
みんなで写った写真を撮りたいから
それをお願いしますよね?
 
 
 
 
で、その写真を撮ってもらうと
スタッフさんの持っている
めちゃくちゃいいカメラでも
写真を撮ってくれるんです。
もちろん無料で。
 
 
 
 
そして、自分で撮った写真を
確認して2メートルも歩くと
さっき、プロのカメラマンに撮ってもらった
写真がもう現像されていて
それを手渡しされるんです。
 
 
 
 
めちゃくちゃいいカメラで
撮った写真なので
すごく写りがいいんですよね。
 
 
 
 
しかも、一度、渡されるんです。手に。
 
 
 
 
で、この写真を1,100円で
買えますよー。と
別の人が案内するんです。
 
 
 
 
この一連の動作に
無駄のない芸術のような
マーケティングシステムが
できあがっているなと思いました。
 
 
 
 
実際に、相当な数の人々が
その写真を買っていきました。
最初は、自分たちのカメラで
写真を撮ってもらおうとしただけなのに。
 
 
 
 
まず、この写真販売の
マーケティングですが。
入口が魅力的です。
 
 
 
 
無料で写真を撮ってもらえます。
 
 
 
 
家族で来たら、当然誰かに
写真を撮ってもらいたいので
ほぼ100%の人が
お願いしますよね。
 
 
 
 
強力な集客力のある
フロントエンド(集客商品)です。
 
 
 
 
そして、無料で写真を撮ってもらうので
相手に、恩を感じます。
つまり、何かを一方的にもらった状態なので
お返しがしなきゃ!という、返報性の原理が
働いて、スタッフさんに対して
借りができた状態を作られます。
 
 
 
 
その状態で、撮影が終わると
すぐに実物の写真を手渡されます。
つまり、一度自分に所有権が
移されます。
 
 
 
 
人は、手に入れたものに
対しては、価値が飛躍的に
向上するという人間心理が
働くんです。
 
 
 
 
これが、ディズニーとかの
アトラクションみたいに
画面に映し出されるだけなら
まだ、その写真は
自分のものになっていないので
そんなに価値は感じないのですが
手渡しされるので
一度、自分のものと認識しちゃうんですよね。
 
 
 
 
買わないという選択は
写真を捨てるという選択になるのです。
 
 
 
 
しかも、さっきの返報性の原理も働いているので
かなり断りづらいですよね。
 
 
 
 
さらに、さらに
もらった写真はスマホの内蔵カメラよりも
はるかに性能のいい一眼レフカメラ。
比較すると明らかに良い写真なんです。
 
 
 
 
完璧な戦略ですよね。
 
 
 
 
遊園地とかで
写真を販売する
ビジネスってよく見かけますが
最も優れた戦略だなと思いました。
 
 
 
 
楽しいだけではなく
マーケティングも
相当すごいぞ!
横浜ズーラシア!!
 
 
 
 
ぜひ一度!