from飯野恵太
横浜の自宅より
 
 
 
 
昨日は、待ちに待った
スーパーボウルの日でした。
 
 
 
 
スーパーボウルというのは
NFLというアメフトプロ団体の
頂上決戦です。
 
 
 
 
アメリカでは、めちゃくちゃ
注目度の高い試合で
視聴率は50%近くもあるんです。
 
 
 
 
この日は、アメリカで最も
テレビ視聴率が高いのが
このスーパーボウルなんです。
 
 
 
 
メジャーリーグの
ワールドシリーズの
視聴率が10%なので
いかに注目度の高い
試合かわかりますよね。
 
 
 
 
日本時間で朝8:30に
このスーパーボウルが
スタートするので
大学の先輩と新橋の
スポーツバーで
パブリックビューイング
してきたんです。
 
 
 
 
試合はとても白熱した内容で
会場は熱気に包まれていました。
 
 
 
 
アメフトには
クォーターバックという
野球でいうピッチャーみたいな
試合結果を大きく左右する
ポジションがあります。
 
 
 
 
イーグルスのQB(クォーターバック)は
ニック・フォールズという選手だったのですが
彼は、控えのQBだったんです。
 
 
 
 
スタメンQBの選手は
シーズン途中で靭帯を断裂してしまって
試合に出れなくなりました。
 
 
 
 
一方、対戦するペイトリオッツのQBは
スーパーボウルを5度も制覇している
生きる伝説のトム・ブレイディ。
 
 
 
 
控えのQBと生きる伝説。
 
 
 
 
どう考えても
ニック・フォールズに
分が悪い試合だったのですが
彼はこの試合でとてつもない
パフォーマンスをみせて
イーグルスを勝利に導いたのです。
 
 
 
 
ぼくは生粋のペイトリオッツファン
にも関わらず、試合の途中
フォールズのパフォーマンスに
魅了されていました。
 
 
 
 
フォールズのフットボーラーとしての
人生は、決して順風満帆なものでは
ありませんでした。
 
 
 
 
プロ選手になるも
ベンチを温める機会が多く
チームから放出されることもあったのです。
 
 
 
 
移籍先のチームでも
不遇のシーズンを過ごし
スタメン起用されることは
なかったんです。
 
 
 
 
イーグルスでも
控えQBとして
待機していて
シーズン後半まで
出場機会すらなかったんです。
 
 
 
 
野球のピッチャーと違って
ローテーションなどはないので
エースQBがケガさえしなければ
シーズン中、そのエースQBが
出場し続けるのが普通なんです。
 
 
 
 
だから、エースQBが
ケガをするまでは
ずっとベンチだったのですが
シーズンの終盤も終盤に
控えQBのフォールズが
試合に出場することになったのです。
 
 
 
 
誰もが、フォールズになった
イーグルスがスーパーボウルに
出場することすら
ありえないと考えていたのに
それどころか、彼は
優勝に導いてしまったんです。
 
 
 
 
ニューヒーローの誕生の瞬間でしたね。
 
 
 
 
こういうストーリーって
人を引きつけるとてつもない
パワーがあるんですよね。
 
 
 
 
画面越しの印象ですが
アメリカ中が
彼に魅了されていました。
 
 
 
 
アメフトに興味のない
方でも、このニックフォールズの
ストーリーに興味を持った人が
いるかもしれませんが
こういう物語は、人をひきつける
素晴らしいパワーがあるんです。
 
 
 
 
「負け犬がヒーロー」に
という型に分類される
ストーリーなんですが
不遇な時代を経験した
主人公が、苦難の末
栄光をつかむという
ストーリーは
人の心をつかむんですよね。
 
 
 
 
多くの映画もだいたい
「負け犬がヒーロー」の
型を使っていますよね。
 
 
 
 
ディズニー映画とかは
顕著にこの型を使ってますよね。
 
 
 
 
先生が患者さんに何か
メッセージを伝えるときも
この「負け犬がヒーローに」の
ストーリーを伝えるのは
とても効果があります。
 
 
 
 
不遇の時代を過ごしていた患者さんが
先生の施術によって幸せをつかんだ。
 
 
 
 
もし、そんな患者さんがいるなら
あらゆる方法で、他のひとにも
そのストーリーを伝えてあげたほうがいいです。