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from飯野恵太
馬車道のスタバより
先週、友人と本の読み方についての話になったので、
メルマガでもシェアさせていただきたいと思います。

僕も昔そうだったんですけど、
本は全て読まないとダメ!という
考えを持っている人は多いと思います。

全ての文章を精読すること=読書
という思い込みありますよね。
学校教育でそういう風に教わることが多いからかもしれません。
でも、「精読」しようとすると、
一冊読むのに、尋常じゃなく時間がかかります。
それに、無駄な部分も多く読んでしまうので、
大切な部分を学び取ることができなくなります。

最悪な場合、「読むこと」が目的になってしまい、
時間をかけて本を読んだのに、何も得られない
ということさえ起こります。
なので、私の推奨している本の読み方は
少なく読んで、多くを学ぶというやり方です。
成功や、課題解決のために読書をするなら
もちろん、目的を持って読書をすることが大切です。
・新規集客の新しいアイディア
・チラシの反応率をあげる方法
・リピート率をあげる戦略
・仕事の効率をあげるための情報
こういった、今の、自分の課題を解決する情報を
具体的に探そうとして、読むのです。
読書の目的は知識を増やすことではありません。
役立つ情報を実践して、成果を手に入れることです。

目的もなく、だらだらと読んでいては、勉強した気になっただけで
何も身につかないのです。
なので、効果的な読み方というのは、

1、目次に目を通す
本に何が書いてあるのか、見当をつける

2、読むべき項目を選び出す
自分の得たい情報がどこに書いてあるのか見つける

3、探している情報を見つけたら、それを理解するのに役立つ箇所に注目する
探している情報のキーワードがあったら、その周辺箇所に注意を払い、
自分の理解を深めるための情報を仕入れる

4、24時間以内にアウトプットする
手に入れた情報を、自分のものにして、誰かに伝える。
そして、実行する。
人は、覚えたことの80%を24時間で忘れると言われています。
残った20%も、次の1週間でほとんど忘れてしまうのです。

だから、どんなに読書をしても、1週間放置していたら
何も残らないのです。
あなたも経験があるはずです。昔時間をかけて本を読んだけど、
結局何が得られたのかわからないという経験が。
僕も、大学時代にドラッカーのマネジメントを1ヶ月くらいかけて
頑張って、「精読」したのですが、何ひとつ身になりませんでした。
それは、読むことが目的になっていて、なおかつ、書いてあることを
何も実践しなかったからです。
ただの読書家になってはダメなのです。
書いてある情報を自分のものにして、それを実行して
成果を手に入れるからこそ、読書したことが生きるのです。
全てを読もうとするのではなく、
いまの自分に有益な情報をスキャンするつもりで
読んでください。

そして、その内容を必ず24時間以内に実行してください。
少なくとも、24時間以内にアクションプランを作ってください。
それを繰り返すだけで、あなたが読書から得られる恩恵は
これまでとは比べ物にならないものになるはずです。