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from 飯野恵太
大宮のコワーキングスペースより
先日、友人と食事に行った。

大宮にある居酒屋なのだが、大宮で一番お気に入りの居酒屋である。

そこは、魚料理が有名なところで、
雰囲気も落ちついていて、ご飯もおいしい。

大宮でご飯にいくなら、一番に候補にあがるお店である。

ご飯もおいしいから、お店も繁盛している。

さらに、そこのお店に行くたびに感心することがあるのだが、「売り込み」がとってもお上手なのである。

マーケティングができているのだ。

どういうことかというと、

そこのお店に行くと、料理メニューを出される前に、
当日仕入れた魚がざるに盛られて運ばれてくるのだ。

単価4〜5千円の店なのに、料亭みたいなはからい。

でも、そこには裏がある。

そこから売り込みが始まるのだ。

あぶらのぷりぷりにのった、魚をもちあげながら、
女将さんがおしいしい食べ方の説明をしていく。

聞いているだけ食欲が湧いてくる。

しかもその説明がおもしろいから、
一種のエンターテイメントを体験したような気持ちになる。

ダン・ケネディが、マーケティングにおける一番の罪は
「つまらないこと」と言っているが、
このお店では、その罪は犯さないだろう。
そして、「素敵なプレゼン」を聞いて、
僕らはまんまと高額なメニューをたくさん頼んじゃう。。。

このおすすめの紹介がなかったらもちろん頼まなかっただろうし、
口頭だけで説明されていても頼まなかっただろう。
とても、勉強になるお店だ。

この、 “わかりやすい現物” をみせるというのは、
マーケティングにおいても、とても強力な効果を発揮する。

たとえば、先生の治療院でも、
患者さんに腰痛の原因などを教育している先生も多いと思います。

そして、腰痛の「原因」を教育することで、リピート率が向上するということも、先生の経験の中から実感されていると思います。

しかし、その原因の教育に、 “POP” を効果的に使っている先生となると、
かなり少なくなるのではないでしょうか?

実は、治療院ではほとんど使われることはありませんが、
この “POPを活用する” というのは、
とても強力なマーケティングツールになります。
その日に行った施術の内容、
患者さんの腰痛の原因、
今後やるべき施術の内容、
コンディショニングのための計画。

これらを、わかりやすく写真や図解を使って説明してあげることで、
患者さんの理解度は飛躍的に向上します。
“百聞は一見にしかず” とはよく言いますが、まさにこれです。

課題教育に「POP」を導入する

本日のオススメメニューを口だけで伝えるのか、“現物の魚”と一緒に伝えるのか、、、

そのひと工夫で顧客の生涯価値がはねあがるかもしれません。