%e7%bf%92%e6%85%a3%e5%8c%96%e3%80%81%e9%87%8d%e8%a6%81%e3%80%82%e3%80%82%e3%80%82

 

from 飯野恵太
病み上がりの自宅より

土曜日はついに、完全に風邪でダウンしていまい日曜配信分のメルマガを書くことが出来ませんでした。。。楽しみにしてくださっている(奇特な)先生がいたら申し訳ありません(笑)

土曜日丸一日寝ていて、いまは大分体調が回復したので、こうしてPCに向かってライティングをしております。
そして、いままさに、ライティングをしていて気付いたことがあったのですが、恐ろしく書く作業が進まないのです(笑)いつもだったらとっくに、書き終わっている時間が経過しているのに、まだ200字くらいしか書けていません。

病み上がりで、頭がすっきりしていないというのも原因かもしれませんが、これは、まさに「起動コスト」の負荷が僕にかかっているんだと思います。

そもそも、いつもこのメルマガを書くのに、流れとしては

①前日に書くネタを決めておく

②朝起きて、デスクに座ったらタイマーを起動

③PCの画面をプリントで隠す

④誤字脱字を気にせず、ひたすら文字入力

⑤編集

完成

この一連の作業を無意識でやっていました。
ルーティン・ワークだったので、意識もせずに、心理的な抵抗もなく、わりとスラスラと書くことができていました。
でも、ブランクが空くことで、「さてメルマガを書くのにはどんなことをするんだっけ?」という「起動」のための時間とエネルギーがかかり、いつもの何倍もの時間が費やされてしまっているのです。

努力の天才と言われるイチロー選手は、この「起動コスト」を徹底的に排除する天才でもあります。毎日、何時に起きて、何を食べて、どんな服を来て、決まった場所で、どんなトレーニングをして、、、と全ての作業がルーティンワークで決まっているのです。だからこそ、彼は、「努力」と思っているうちは、「努力」じゃないと言っているのです。どういうことかと言うと、どんなことも継続していたら、苦じゃなくなると、それが生活の「当たり前」になると。自分で努力している!と思っているうちは成果は出ない。このとてつもない努力をすることが習慣になったら、日常になったら、そこで成果がでるんだと。

だから、イチロー選手の努力、日々の練習メニューはもはや彼にとって、「日常」なので、やるのに心理的な抵抗もないし、負荷も他の人に比べて限りなく0に近い状態なんだと思います。

「さて、何をしようかな?」の起動の時間がいらないからこそ、本質的な練習に集中することが出来て、継続的に成果を上げ続けることができるんだな。。と。
今回、風邪でメルマガを中断することで、身を持って、習慣化の大切さ、起動コストの厄介さに気づきました。(僕のメルマガがイチロー選手の練習ほど高尚なものかどうかは置いときましょう!)
だから、このメルマガが僕にとっての日常に、ひいては先生にとっての日常になるように継続していきたいと思います!
PS、ちなみに室伏選手は、「慣れたら努力じゃない」と全く反対のことを言っていて、これも「真実」なんですが、ややこしくなるので、今回はふれないでおきます。