from 飯野恵太
自宅のピアノ横のデスクより
(今日の記事は、役に立つようなお話は全く出てこないので、予めご了承ください)
実は、僕はこう見えてピアノを弾くのが趣味なのです。
小学生のときにピアノを習い始めたのがきっかけだったのですが、正直言うと、当時はピアノなんてなんも好きじゃありませんでした。
遊びたい盛りなのに毎週ピアノ教室に拘束されて、弾きたくもない曲を練習させられる。しかも、おめかししてピアノを弾くことがが、なんだか「おぼっちゃま」みたいで恥ずかしさもありました。習っていることを口外もしたくありませんでした。
なので、中学にあがるのをきっかけにピアノとは縁を切り、そこからは全く触っていませんでした。
しかし、高校2年の時に、ピアノに猛烈にハマるタイミングがきました。当時付き合っていた彼女にフラれたのがきっかけでした。それまで、音楽・歌を聞いても、なんかノリのいい曲だなー。くらいで感動することなんてなかったのですが、失恋した僕に宇多田ヒカルの「First Love」がグサグサ胸に刺さったのです。染み渡りました。
いたく感動してしまって、自分でもこの曲を奏でてみたい!!と思いました。大嫌いだったピアノにかじりついて、がむしゃら、鬼のように練習をしました。完璧に弾けるようになり、自分でFirst Loveを弾き、自分のFirst Loveに感動する。なかなかの気持ち悪さに感じに仕上がったのですが、それ以来、僕はピアノが大好きになりました。
昔のように強制されるのではなく、自分の好きな曲を好きなときに弾くのです。
自分の好きな曲を弾いているときは、あらゆるストレスから開放されて、頭の中もまっしろになります。
仕事が終わって、家に帰った必ず弾いています。不安も、いらだちも、疲れもピアノを弾いていると不思議となくなっているのです。
好きなこと、夢中になれることって、すごい力が宿ってますよね!これからもこのピアノは続けていきたいと思っています。
今日は、なんの落ちもないエッセイです。