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from飯野恵太
馬車道のオフィスより
3月のある休みの日に、妻と昼食でそばを食べに行きました。
横浜にたくさん店舗のあるふたりのお気に入りの蕎麦屋があるのですが、
馬車道駅にも、その蕎麦屋があったので、そこに行ったのです。

そこには富士山盛りというメニューがあって、
1キロものもりそばを出されるんです。

そばが好きなので、「余裕っしょ!」と思っていたのですが、
1キロも「もりそば」だけを食べるというのは、あまりにも過酷で
2/3くらい食べた段階で箸がとまりました。

水分を失ってパッサパサになったそばの残骸を見つめながら、
泣く泣く完食をあきらめたのです。
もうそば食べたくないです。ほんとに。

その経験があったので、しばらく「そば」なんて
文字でも打ちたくなかったので、
メルマガに書けなかったことがありました。
その蕎麦屋のメニューブックでのよくある間違いについてです。

 

僕らは最初お店に入って、メニューを見ると、
そば以外に、美味しそうな唐揚げや、みそきゅうりなどの
サイドメニューがあったので、それを頼もうとしました。
でも、それらのメニューは17時以降じゃないと頼めないみたいなのです。

よくみると、メニューのページの角にわりと「大きく」その旨が書いてありました。
お店側は、大きく書いてるし、これで間違う人もいないだろうと考えてると思うのですが、
おそらく、初見の人のかなりの人が間違えて17時以降のメニューをお昼の時間にも
注文していると思いました。

なぜかというと、いくら大きく書こうと、
メニューを見るときに、そんな文字を最初に読む人なんていないからです。

メニューで見ると行ったら、その料理の写真と値段だけです。
まず最初に料理の写真をみて、美味しそうか判断して、あとは値段を見ます。
それ以外に見る情報なんてありません。
以上です。

実際、このメニューの「17時以降〜」の注意書きに、
僕も妻もふたりとも全く気付きませんでした。
これは、メニューに限らず、広告を出すときにもよくある間違いです。
書く側は、「書いたことを全部読んでくれる」と思い込みがちです。

実際には、読み手は都合のいいことしか読みません。
注意のいくところしか読まないのです。
たまに「無料」などの強力なオファーを作るのに、そのことを小さく1箇所だけに
書いているという人がいます。

1箇所でも書けば、「手にとった人はきっと読んでくれるだろう」と
勘違いしているからです。

相手に伝えたい事があれば、これでもかというくらいわかりやすく
そして、何度も伝える必要があります。

車の運転と一緒で「〜だろう」と高をくくってはいかないのです。