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from飯野恵太
馬車道の自宅デスクより
先生は、サイバーエージェントの藤田社長をご存知ですか?
インターネット黎明期に、ホリエモンなどと一緒に、
日本のIT業界の活性化の一躍を担った方です。

会社設立からわずか2年で上場させるという偉業をなしとげた方でもあります。

最近はマーケティング系の本ばっかり読んでいたのですが、
藤田社長の「起業家」という本を読みました。

マーケティングの本を読むと、
使える情報が載っているので、
それをみつけるたびにメモを残し、
自分の事業でどう使おうかとか
考えてしまいます。

なかなか読み進められず、
パワーもかなり使ってしまうんです。

しかし、この藤田社長の「起業家」は、
苦境をいかに乗り越えていったのかというサクセス・ストーリーが書かれていたので、
スラスラとリラックスしながら読み進めることができました。

その「起業家」でこんなことが書かれていました。
インターネット上でサービスを提供するときに、
いくらサービスのクオリティで上回っていても、
「知名度」で負けていたら、全く勝負にならない。
と。

10年前くらいは、インターネットといえば、Yahoo!の時代で、
むしろ、Yahoo!そのものが、インターネットだと思っていた人が
いるような時代でした。
Yahoo!とクオリティが一緒だったり、それ以上のサービスを開発しても、
知名度が全く違うから、全然ユーザーにつかってもらえないらしいのです。
だからこそ、当時ホリエモンは、野球界への進出や、フジテレビの買収騒動などで、
とにかく知名度をあげようとしていたというのです。

これは、なにもインターネットサービスに限った話ではなく、
まさに治療院の経営においても当てはまります。


昨日のメルマガで書いたこととも似ていますが、
やはり広告は絶やしてはいけないのです。
同じ地域の誰よりも、認知してもらう必要があります。
いくら治療の技術で他の治療院よりも上回ろうとも、
はっきりいって、そんなことは患者さんにはわかりません。
それよりも、他の治療院よりも少しでも有名に、
少しでも認知してもらうことが重要なのです。
「Yahoo!だから、いいサービスを提供してくれそう」と同じように。
「◯◯院だから、いい施術を提供してくれそう」と思ってもらうことが重要なのです。
そのためには、他のどの院よりも、地域の方と
接触・認知してもらう必要があるのです。

目に触れる機会の多いものに対して、
人は安心感を抱くものなのです。