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from 飯野恵太
関内のスタバより

先生は二郎って知っていますか?
ラーメン二郎です。

僕は大学時代にアメフトをやっていたときに、
先輩に連れられて行ったのが二郎との出会いでした。

最初は、何これ?っていう印象で、
全然美味しいと思わなかったのですが、
気づけば、中毒に。

大学時代は最低でも週に1度は二郎を食べていました。
味の虜ですね。

社会人になってからは、食べる機会がぐっと減ったのですが、
今日は久しぶりに、大学時代のアメフト部の友人が二郎を
食べたいというので、関内の二郎を食べに行くことにしました。
たまたま打ち合わせの予定のあった他の友人も巻き込んで
三人で二郎へ。
二郎好きの先生ならご存知かもしれませんが、
関内の二郎って、二郎の中でもすごくおいしいんですよね。
実は、僕のいまのオフィスは、この関内の二郎からとても近くて
歩いてすぐいけちゃうんです。

まあ、結局水曜日が定休日だったので、食べれなかったのですが。

今回、二郎に誘ってきた友人は、やたらといま二郎にはまってるらしく、
二郎めぐりをしたいんだよ!全部の二郎を制覇したいんだ!と言っていました。


先週はわざわざ、自宅からめちゃくちゃ遠い、二郎の京成大久保店にまで
足を運んだというのです。
家から近い二郎はもっとたくさんあるのに、新橋に行ったり、
大宮にいったりするんです。

今回の関内の二郎も、僕は歩いてすぐですけど、
彼は電車で80分くらいかけてきたんです。
わざわざ1杯のラーメンを食べに。
彼が二郎が好きなのはわかったのですが、にしても、
わざわざ各地の二郎を食べ歩く必要はないですよね。

普通の消費行動から考えると、とても非合理的に映る
この二郎めぐりですが、実は、これをやってる人ってたくさんいるんです。
各地の二郎をめぐりたいという輩です。
大学時代のアメフト部にはとても多かったです。
かくいう僕も、二郎に関しては、14箇所の場所で食べました。
小岩
仙川
新代田
三田
高田馬場
新宿
小滝橋
池袋
目黒
大宮
新橋
関内
小金井
神保町
なんで、こんなことするかっていと、
マーケティング的にも色んな要素が含まれているんですが、
わかりやすいところでいうと、楽しいんですよね。

ただ楽しい。

ラーメン1杯の話ではなく、色んな二郎にいくってこと行為そのものが
エンターテイメントなんです。

だから、わざわざ1回の食事、しかもたかがラーメン1杯のために、
1時間も2時間もかけて移動するんです。

楽しいから。

ただ単に「味が美味しい」ってだけど、
人をここまで動かすことは難しいですよね。

しかも、美味しいなら、最寄りの二郎に行けばいいんです。
「楽しい」は日本各地の二郎に足を運ばせちゃう力があるんです。

先生は、マーケティングでの大罪を知っていますか?
マーケティング、つまり、先生が集客したり、リピート率を上げようとする時に、
最もやってはいけないのは、「つまらない」ことです。
ハガキを出す時に、まじめなあいさつ文だけをダラダラ書くよりも、
オリジナルキャラクターを作って、そのキャラクターに話をさせた方がいいです。

ただ、特典を紹介するよりも、抽選に当たりました!という方がワクワクします。
ニュースレターに役立つ情報だけ書くよりも、
くだらないことを書くほうがよく読まれるんです。
「楽しい」は人を動かすんですね。
ぜひ、先生も一度頭をやわらかくして、
患者さんに提供できる「楽しい」を考えてみてください。