10usotsuki
from 飯野恵太
馬車道のオフィスより

昨日、大学の後輩と横浜で食事をしていたんですが、
その時に後輩がこんなことを言っていました。
「神保町にある整体に行ったんですけど、そこにいったら
お客さんの感想がたくさん壁に書かれているんですよよ。
わー!すごいところなんだなって思ったんですけど、よく見たら、
字が全部一緒なんです。ゾッとしましたよ。うわ!怖!ってなりました」
先生もこんな間違いはしてませんか?
このメルマガを読んでくれていて、
マーケティングを勉強している先生なら
「顧客の声」が最強の広告ツールだっていう話は聞いたことあると思います。
そして、その顧客の声は手書きで書いてもらったほうがいいとも。
おそらく、この後輩が治療を受けに行った
神保町の整体院もそんな話を聞いたことがあって、
効果を出すために、顧客の声を「捏造」したんでしょう。
もしくは、本当に感想はもらっていて、手書きの方が良いと聞いて、
自分で代筆したのかもしれません。
いずれにせよ。これは絶対にやっちゃダメですね。
患者さん、お客さんを甘く見てはいけません。

人は、違和感には意外と敏感です。

もちろん、同じ字で全部書くなんてもってのほかですが、
もらってない感想を捏造して作っても、どこかには違和感が生じてしまうのです。
偏りというか、ウソっぽさというか。

そんな声を掲載していても、効果があるどころから、
この整体院の様に逆効果にすらなり得ます。


ただ、顧客の声を書いてもらうのは、家族やご友人でも全然いいと思います。
しかし、施術を受けてもらった人からの本当の感想を書いてもらってくださいね。

そうすれば、違和感はなくなりますから。
ちなみに、手書きが効果的なのは、
「この感想本当かな?」という疑問を少しでも払拭することができるからなんです。
証拠として、あればいいので、必ずしも手書きの文字を
他の患者さんの「読んでもらう」必要はありません。
字が汚い人もいるので、読みやすいように書いてもらった感想は
ちゃんとPCで文字起こしをして、その横に、手書きのプリントの
写真を掲載するようにしてください。
そうすれば、読みやすいし、証拠も示せる顧客の声ができあがります。