from 飯野恵太
みなとみらいのスタバより
今日は、妻と息子と三人で
スタバにきました。
みなとみらいにあるスタバは
TSUTAYAと一緒になっていて、
TSUTAYAの本を席で読むことが
できるんですね。
抹茶クリームフラペチーノと
ホワイトモカを飲みながら、
ゆっくりと読書をしていました。
すると、レジに、顔の半分はあろうかという
巨大なサングラスをかけてスキンヘッドの
おじさんが並んでいました。
天竺鼠の川原みたいだなーという印象でした。
そのおじさんは、明らかに異質なオーラを放っていて、
レジの前でずっと
「おれはコレクターだからね。
こういうのが出ると買わずに
はいられないんだよね。
もうあれは売ってないの?
なんせ、コレクターだからねぇ」
と、後ろに行列ができているのに、
何やらずっと店員さんと話し込んでいました。
しきりに、自分がコレクターだということを
主張していました。
どうやら、その店舗で販売していたプリンが、
期間限定の包装をしていたようで、
その川原似のおじさんは、そのプリンが
買いたかったらしいんですね。
そのおじさんが注文を終えて、
カウンターで商品の提供を待っていると、
奥からスタバのマネージャーらしき
店員さんが出てきたんです。
そして、制服を着たまま、そのおじさんと
親しげに話し込んでいるんです。
どうやら、そのおじさんは
このスタバの超常連ので、
ほぼ毎日のように通ってるみたいなんです。
だから、マネージャーみたいな人も
その人が来ると、わざわざあいさつ
してるんです。
チェーン店のスタバがこういう
対応をしているのは、異質な光景だったのですが、
マーケティングには素晴らしいなと思いました。
常連客をえこひいきしているからです。
ビジネスオーナーが
よく間違ってしまうこのひとつに
「全ての顧客を平等に扱う」
というものがあります。
新規のひとも、
超常連のひとも、
同じ対応。
もし、先生が超常連客の立場だったら
どうでしょうか?
なんか、ムっとしまよね。
常連の顧客というのは、
先生が想像している以上に
とてつもなく、院に利益をもたらしてくれています。
そんな存在を、
他の顧客と同じように接するのは、
逆に公平さに欠けるとは思わないでしょうか?
先生も、もし常連患者さんを
他の患者さんと同じような待遇で
接していたら、それは変えなければいけません。
露骨に「ひいき」してあげてください。