from 飯野恵太
みなとみらいのスタバより
昨日は、リピートを遮る「3つの壁」について
お話をしました。
その中でも、「聞かない」の壁を
ご紹介して、その対応方法として
相手の話を、ちゃんと聞いてあげるという
ことがあると説明しました。
そして、もう一つ、この「聞かない」の壁を
突破して、相手に聞く態勢になってもらうための
ポイントがあります。
それは、相手が「笑う」まで、
話を進めないということです。
これは、冗談のようで、とても大切なことです。
くすりとでもいいし、愛想笑いでもいいんです。
どんなに些細な、小さなものでもいので
相手が「笑って」から、大切な話をスタートさせてください。
患者さんが笑顔を見せていない状況では
相手は、完全に心を閉ざしています。
想像してみてください。
あなたが、患者さんとして、治療院に来院するとします。
そこでは、部屋に通されるなり、
事務的な問診をされて、
次に、身体の痛みとゆがみの関係や、
痛みの原因を解決するための方法、
継続的に来院することの必要性を
説明されたとします。
おそらく、相手のしてくれる説明は
右から左ですよね。
どんなに大切な話しであっても、
心が開いてない状態では、
相手の耳には届かないのです。
もう一度想像してみてください。
今度も、患者さんとして来院します。
その治療院では、最初に悩みをちゃんと聞いてくれて、
その後、少しの雑談を交わします。
子供の話しや、趣味の話し。
些細な会話のやりとりで、
自然に笑顔が漏れました。
そんなやり取りのあとに、
身体のメカニズムを説明されたらどうでしょう?
おそらく、後者の場合は、
相手の話していることが、すんなり
頭に入ってくるはずです。
ほんのささいな談笑をはさむことで、
相手の反応に雲泥の差が出るのです。
そして、心が開いている状態を見分ける
1つのポイントは、「笑顔」なのです。
ぜひ、「聞かない」の壁を超えるための
笑顔づくり、試してみてください。