134877from 飯野恵太
横浜オフィスより

僕の昔のお話をさせてください。
僕は、学生の終わりの頃に起業をして
テレアポを代行するという事業を始めました。

ハッキリ言って、社会に出てまともに
働いた経験もなく、経営もマーケティングも
しらない小僧ですから、結果を出すために、
とにかく長時間働くということを意識して
働きまくってました。

おそらく、あのときの僕の仕事量は
23歳の男子の中でも、ベスト10に
入るんじゃないかってくらい働いていました。

休みはおろか、仕事中に休憩することもなく
働きまくってたんです。

朝の7時にはオフィスに行き、
そこからテレアポのリストを作ります。

そして、9時になったらテレアポをスタート。
そこからは、本当に受話器をおくことなく、
20時まで電話をかけ続けます。

そして、そこから24時までは
事務作業や翌日のテレアポのための
リストをつくる。

そんなサイクルで、毎日毎日
働いていたのです。

顧客を獲得するのもテレアポですし、
顧客から引き受ける仕事もテレアポなので、
テレアポざんまいです。

生活をしていくための
売上をたてるためにも、
休むことなくひたすら。

誰よりも、必死に働いてつもりだったのですが、
僕はこの時、「活動の罠」にどっぷりはまっていたのです。

この「活動の罠」というのは、
日々の生活の忙しさ、目の前の業務に追われて、
「やっていることに意味があるのか」を考えなくなることです。

確かに、僕は誰よりも長時間働いていました。
でも、その行動が正しいのか?と考えたことは
一度もなかったのです。本当に1秒たりとも考えませんでした。

そして、結局。倒産を余儀なくされるその日まで
僕は、立ち止まることがなかったのです。
皮肉なことに。

ある意味。
頭を一切使わなかったので、
長時間働けていたのかと思います。

先生も、この「活動の罠」には
注意が必要です。

長時間働くこと。
たくさん働くこと。
忙しくしていること。

そんなことよりも、
そもそも正しい活動をしているか?
を考えることの方が、よっぽど大切なのです。

努力の量よりも、
努力の方向性を考えることの方が
1000倍価値があるのです。