from 飯野恵太
横浜オフィスより
今井孝さんという、
成功するためのマインドセットなどを
教えている方の本を読んだのですが。
そこに、とても参考になる考え方が
紹介されていました。
行動できる人と、行動できない人の
考え方の違いとして、
チャンスがあるのに、一歩を踏み出せない人は
1の投資に対して、1のリターンを求めようとする。
一方で、行動できる人の考え方は、
10の投資に対して、10のリターンを求める。
というものです。
「え?同じじゃない?」
と思うかもしれませんが、実は、全く異なるのです。
前者は、自分のやることが100%成功すると
思わないと、行動に移すことができません。
でも、後者は、10個のうち、9個は失敗してもいいのです。
失敗することを前提にしているんです。
残りの1個で、大きくリターンを取り戻せばいいやと思うのです。
ビジネスでは、成功することの方が稀です。
本当に10個試したら、9個くらいは失敗するんです。
でも、たった1個の成功で、全ての失敗を帳消しにするくらい
成果を手にすることができます。
10で10のリターンを得ようと考えていれば、
失敗を前提にどんどん行動することができるのですが、
1で1のリターンを得ようとしてしまうと、
「失敗してはいけない」と考えてしまうので、
何も行動することができないのです。
失敗しちゃダメ!と思っていると
1つの方法が本当に成果が出るのか、
入念に考えたり、周りの行動を伺ったりしてしまいます。
その結果、ひとつの行動にものすごく
時間がかかり、ほとんどの場合、何も行動せずに終わります。
でも、この結果こそが、本当の無駄。本当の失敗なのです。
本当に無駄なのは、成果が出なかったことに使った時間ではなく、
何もしなかった時間だからです。
時間という最高の資源を、
何もせずに垂れ流してしまうということは、
とにかくもったいないということなのです。