from 飯野恵太
みなとみらいのスタバより
最近、「銀と金」というドラマにはまっています。
カイジやアカギを描いている福本伸行さんの漫画を
原作にしたドラマなんですが、リリー・フランキーが
出演しています。
Amazonプライムで無料で全話観ることができるので、
最終話まで観ました。
心理描写や、ギャンブル勝負の決着の付け方が
かっこよくて、毎回うおおおお!と思いながら
観ているんです。
いつも、予想の上をいく展開で驚かされます。
最終話でラスボスと対決するのですが、
特殊なルールの麻雀で勝負するのです。
主人公が「中」をツモるか、
ラスボスが放銃すれば、
6,000億円以上も勝ち金がもらえるという
とんでもない勝負にもつれこんだので、
相手もむちゃくちゃ窮地に追い込まれます。
そして、ついに最後の牌が残さた状態になるのですが、
ラスボスのツモ番なのです。
ラスボスはリーチをかけてしまっているので、
そのツモが「中」だったら、否応なく
放銃するしかない状況。
いわば、6,000億失う可能性のあるツモです。
そこで、リリー・フランキー扮する
もう一人の主人公、平井銀二が
ある提案をするんです。
このツモを1,500億で買い取りませんか?と。
もし、ラス牌が「中」なら6,000億を失うが、
1,500億払えば、それを回避できると。
そのボスは、まだ見ぬラス牌の
恐怖に耐えかねて、
その取引に応じるのです。
結局は、そのラス牌は「中」じゃなかったんですけどね。
リリー・フランキーはそれを知っていて
取引を提案したのです。
このラスボスがそうであったように、
「未知」のものってすっごく怖いですよね。
知らないこと、やったことないことって
実物以上に恐怖を感じてしまうのです。
でも、やってみると、なんだそんなもんか!
ってことってたくさんあります。
僕も、そういう経験はたくさんあります。
まだ駆け出しの頃、
クライアントのためにチラシを作って、
配布したことがないとき、
チラシをまくことがすごく怖かったんです。
・まいても反応がなかったらどうしよう、、、
・折り込みとポスティングどっちがいいんだろう、、、
・本当にこのチラシでいいのかな、、、
でも、実際にまいてみたら、あっけなく反応が取れたんです。
なんだこんなもんなのか。
僕がそうだったように、未知のものに対しては
人は、勝手に恐怖を膨らませます。
でも、やってみたら、実はすごく簡単なことってありますよね。
やったことがないという理由で
足踏みをするのは、時間も機会も無駄にしてしまいますよね。
やってみたら、大したことないってなるのは、
目に見えているんですから、ならば
さっさと一歩を踏み出したほうがいいですよね。
「銀と金」を観ながら、
そんなことを、ふと、思ったのでした。