from飯野恵太
みなとみらいのスタバより

いつも、NewsPicksという
キュレーションメディアを使って
ニュースを見ているのですが、
そこにこんな記事が出ていました。

「女性専用車両はひどいアイデア」
英国で批判の嵐 その理由とは?

イギリスは女性専用車やってないんだーと思って、
どんなおっさん連中が批判しているんだろうな?
と思って、開いてみたら、
女性専用車両に反対しているのは、
なんとイギリスの女性らしいんですよね。

彼女らにとっては、
女性専用車両を設けられることは、
「隔離」されているのと同じらしく、
女性への「侮辱」だというのです。

そんな考え方があるんですね。
びっくりしました。

僕は、大学生のときに、ディベートの授業があったのですが、
そのときに、女性専用車両は是か非か?!みたいな
議題があって、女性専用車両反対の立場に立って
議論したら、クラスの女の子全員にボコボコにされたのを覚えています。

ディベートのテーマになってるから、
いろいろな主張をしたのに、
女性への配慮の足りないクソ野郎みたいな
感じで扱われたのを鮮明に覚えています。

とにかく、あのクラスでは、女性専用車両に反対していた
女の子は一人もいませんでした。

ていうか反対側に立ち続けたのが、僕だけだったので、
1対30みたいな地獄のようなディベートだったんですけど。

僕がイギリスに生まれていたら、
もっと多くの女性からの支援があったのでしょうか。

さて、僕が言いたいことはこういうことじゃないんですけど。

同じものごとでも、人が違ったり、立場が違ったりすると、
全く別のものとして解釈するんですね。

日本の女性にとって、女性専用車両は、
権利であり、安心。

しかし、イギリスの女性にとっては、
隔離であり、侮辱なのです。

全く違う捉え方をしていますよね。

最近、友人とLINEをしていて、
「甲斐性」という言葉が出てきたんです。

ラインする中で、なんか噛み合わないなーと思っていたんですけど、

「甲斐性」って根性的な意味と、経済力的な意味があるんですよね。

僕は根性という意味でずっと話していて、
相手は経済力という意味で話していたんです。

女性専用車両にしても、
甲斐性にしても、
ものごとは、たった1つしかなくても、
解釈は十人十色。無限にあるんだなと。
(甲斐性の解釈は無限じゃないですけど。)

相手に何かを伝えたときに、
自分の思った通りに伝わってると思うのは、
あまりにも傲慢ですよね。

人それぞれ解釈は違うんですから。

患者さんに大切な話をするときにも、
広告でメッセージを伝えるときにも、
簡単に自分と同じように理解してくれると
思っちゃいけませんね。