from飯野恵太
横浜オフィスより

よくテレビで一発芸人特集みたいなの
ありますよね?

そこには、「ななななーななななー♪」の
ラップネタでブレイクしたジョイマンや
エロ詩吟でブレイクした天津木村が出ていたんです。

今田耕司がMCで、彼らのことを
掘り下げていたんですが、
おもしろい共通点があったのです。

一発屋としてブレイク後に消えていった
芸人は全員、「自分だけは売れ続ける!」と
思っていたらしいのです。

一発屋には、数々の先例があるにも関わらず、
自分がブレイクしたときには、そのバブルが
はじけることなんて、つゆほども疑っていなかったんです。

このまま売れ続ける、と思っているので、
努力を怠り、自分を磨くことを一切しなかったらしいのです。

これは、全員がそう思っていたらしいのです。
外からみているときは、こいつは一発屋で終わると
思っているのに、いざ、自分がブレイクすると
一発屋の可能性は、少しも考えないというのです。

「だから、一発屋なんだ!」と
彼らを、非難することもできますが、
人間って、誰しもこういうところがありますよね。

自分だけは大丈夫って心のどこかで
思ってしまいます。

自分を客観的に捉えることって
ものすごく難しいですよね。

先生が、いまうまく行っていることも、
それが永続することは、絶対にありえないですよね。

諸行無常です。
驕れる者久しからず、なんです。

いま問題がない、うまくいっているという人でも、
その成功にあぐらをかかずに、その成功が泡と消えたとしても、
生活することができるように、その次のことを考えおくことが
大事ですよね。

自分の成功を疑わないといけないのです。

とても難しいことですが、
同時に、とても大事なことでもあります。