from飯野恵太
桜木町のスタバより

昨日の日曜日、家族で
ランチを食べようと、
みなとみらいのあたりを散歩していました。

すると、子育てフェアという
ちょっとしたイベントをやっていたので、
少し見学をしにいくことに。

そこには、ファミリー層をターゲットにした
企業が7〜8社集まって、
食品のサンプルを配ったり、説明をしたり、
ちょっとしたゲームを催したりしていました。

その企業のうちのひとつに
「おうちCOOP」があります。

神奈川や、静岡での生協の宅配サービスのブランドです。

この、おうちCOOPがイベントに出展していると、
席を設けて、プリン、ヨーグルトを1個くれんです。

食べるための席も用意してくれているので、
そこで座っていると、おうちCOOPの
プレゼンをするんです。

プリンをまるまる1つくれるので、
いつもたくさんの人が集まっているし、
返報性の法則も働くので、
みんなプレゼンをちゃんと聞いているんですね。

うまくいっている仕組みだなと思っていたのですが、
このおうちCOOPは、横浜市内のイベントの
いたるところで、ブースを出展しているんです。

今回の子育てフェアもそうですが、
公園でのお祭りや、赤レンガでのイベント、
近くのデパートでの催し、と
僕らが行く、先々でブースを出しているんです。

見かけないことの方が少ないってくらい
ブースを出しているんです。

そのことを、おうちCOOPのスタッフの方に伝えたら、
「ここらへんでは、いたるところに出してるんですー」と。

相当な数の出展をしているので、
ブースの出展料も、かなりの額になっていると思います。

でも、このおうちCOOPも、
むやみやたらにブース出展しているわけでは
ないと思うんです。

むしろ、数字の計算をちゃんとしているからこそ、
色んなところでゴリゴリ出展できていると思うんです。

むしろ、その数字の計算なくこんなに出展しているとしたら、
かなりの赤字になっているはずです。それか、よほどの強運の持ち主か。

数字の計算のなかでも、
おうちCOOPが、確実に計測している
だろうなという数字が、LTVです。
別名、顧客生涯価値。

自分のビジネスの顧客が、
「ひとりあたり」いくら
使ってくれるのか?という数字です。

「生涯」とありますが、一生の間ではなく、
半年とか1年間とか、一定期間、区切りを決めて、測定します。

一人登録してくれたら、平均すると1年間で、10万円使ってくれるな。
じゃあ、10人登録してくれたら、100万円の価値がある。

このイベントの出展料は、50万円だけど、
10人の登録(100万円の価値)は見込めるから、
出展しない方が損だ!

すごくざっくり書いていますが、
こんな感じで、数字の計算をして、
出しているはずです。

逆に、このLTV(顧客生涯価値)を把握せずに、
広告を出すことは、とても危険なことです。

広告の効果を、「なんとなく」で
測定してしまうので、
その広告が、本当にいいか、悪いかを
判断することができないのです。

目隠ししながら、車を運転するようなものです。

もし、先生がLTVを測定していないのであれば、
ぜひ、把握してください。

経営していくうえで、最も大事といっても
過言ではない数字になります。