from飯野恵太
横浜の自宅より
 
 
 
 
こんにゃくパークを
ご存知ですか?
 
 
 
 
群馬が誇る
こんにゃくを
思う存分楽しめる
体験施設です。
 
 
 
 

正月の休みで
群馬のこんにゃくパークに
行ってきたのですが
そこは、文字通り
こんにゃくづくしの
施設になっているんです。
 
 
 
 
こんにゃく作りを体験できたり
こんにゃく工場を見学できたり
そして、一番人気のアトラクション?
それが、こんにゃくバイキングです。
 
 
 
 
全てこんにゃくで作った
料理がバイキング形式で並んでいて
それを無料で全部食べることが
できるんです。
 
 
 
 
こんにゃくラーメン
こんにゃくカレー
こんにゃく焼きそば
それに、レバ刺し風こんにゃくまで
 
 
 
 
どれも美味しいし
楽しみながら
こんにゃくに
まみれることができます。
 
 
 
 
しかも、このこんにゃくパークは
入場料も無料なので
無料で楽しんで、無料でこんにゃく料理に
舌鼓を打つこともできます。
無料で足湯も入れるし。
 
 
 
 
でも、実際に「無料」で
この施設を出る人は
ほとんどいません。
 
 
 
 
そこには、体育館くらいある
巨大なエリアにこんにゃく売り場が
設置されていて、
みんな、家で食べたり
お土産にするために
大量のこんにゃくを
買い込んでいくのです。
 
 
 
 
僕らは
3世帯(両親、姉家族と僕の家族)
でこんにゃくパークに
遊びに行ったのですが
その帰りには
トランクいっぱいの
こんにゃくで溢れていました。
 
 
 
 
しかも、お正月のこんにゃくパークは
人が殺到していて、
体育館くらいある
こんにゃく売り場を自由に
歩けまわるのが困難なほど。
 
 
 
 
相当な売上を叩き出しています。
素晴らしい販売能力ですよね。
 
 
 
 
これを見て、強く思ったのが
こんにゃくパークは
ただの、エンターテイメント施設ではなく
こんにゃくを販売するための
「強力な集客施設」なんだ!
ということです。
 
 
 
 
ただ、「こんにゃく」だけを売ろうとしたら
どうあがいても
これだけの人数を集めることは
不可能だと思います。
 
 
 
 
もしできたとしても
とてつもない広告費がかかるので
余裕で赤字になっちゃうと思うんです。
 
 
 
 
でも、工場見学を無料にして
バイキングも無料にして
足湯もつかれるようにして
 
 
 
 
来ること自体が楽しい施設に
することによって、
お正月から溢れんばかりの
人を集めることに
成功しているんですよね。
 
 
 
 
そして、その人達は
もれなく大量のこんにゃくを
買って帰るわけです。
 
 
 
 
でも、訪れた人は誰一人
こんにゃくを買うために来たとは
思っていない。
 
 
 
 
こんにゃくパーク
可愛げな名前のこの施設は
その裏に、緻密な
マーケティングが
施された化物パークなんだなと
心が震えたのでした。(褒めている)