from飯野恵太
横浜の自宅より
 
 
 
 
「セインツとバイキングスの
試合やばすぎなんですが。
泣きました。」
 
 
 
 
こんなLINEが大学時代のアメフト部の
友人から送られてきました。
 
 
 
 
いま、NFLはプレイオフの
真っ最中で、とんでもない
熱気を帯びています。
 
 
 
 
僕ももちろん、毎週末NFLの試合は
チェックしているんですが。
当たり前ですが
仕事の時間には見ないようにしています。
 
 
 
 
にも関わらず、冒頭のメッセージが
友達から送られてきたもんで
セインツとバイキングスの試合で
何があったんだと?!
もう、気になって仕方なかったんです。
 
 
 
 
仕事を中断して
試合を見たい
衝動にかられました。
 
 
 
 
その日はたまたま
別の友人と一緒に仕事を
してる日だったので
なんとか我慢することが
できましたが
一人で仕事してる日だったら
確実に、中断してアメフト観戦を
始めちゃったと思います。
 
 
 
 
普通に、この試合おもしろいよ。
くらいだったら、全然我慢できたんですが
そもそも、アメフトの試合全部おもしろいですし。
 
 
 
 
ただ、この「泣きました」という
メッセージのパワーが
とてつもなかったです。
 
 
 
 
30歳を超えた
大の大人が
アメフトの試合を観て泣く?!
 
 
 
 
何が起こってるんだと。
一大事だと。
 
 
 
 
もう、気になって仕方なかったですね。
 
 
 
 
感情を表すコピー(文章)の
威力ってものすごいですね。
 
 
 
 
そのアメフトの試合を
いろんな形で形容されても
ここまで心が動くことは
なかったと思います。
 
 
 
 
すごかった!
◯◯がめちゃ強い!
QBがうまい!

試合の特徴を羅列されるより
一言、「泣きました」と
言われたら、もう
頭の中は、それで支配されちゃいましたね。
 
 
 
 
広告のコピーでも
大切なことは一緒ですよね。
 
 
 
 
人は感情でものを買います。
買ったあとに得られる「感情」が
欲しいから、ものを買うんです。
 
 
 
 
商品、サービスの特徴を
並べることも必要なことではありますが
それ以上に、重要なのは
それを手にしたら
どんな感情を手にすることが
できるのか?を
顧客に伝えてあげることですよね。