from飯野恵太
桜木町のスタバより
大学時代の友人の中で
笑い話になっている
僕の履修の組み方があるんです。
大学の授業って
基本的に自分で選んで
履修を組むことができますよね。
大学に入学した当初
勉強のやる気の炎が
燃えていた僕は
とても ”意識の高い”
授業予定を組んでいたんです。
金曜日の1限目は
必修の英語でみんなが
出席します。
で、その金曜日は
めぼしい授業がないので
ほとんどのクラスメイトは
1限目の英語を出たら
あとは、バイトに行くなり
遊びにいくなりしていたんです。
でも、”意識の高い” 僕は
1限目の授業のあとに
5限目に法学の授業を取ったんです。
2、3、4限は
図書館で勉強をして
5限目の法学に出席する。
これをすれば
学業の成績はぐんぐんあがるぜ!!!
と思っていたんです。
で、半年後どうなったかというと
見事に、法学の単位を落としました。
たった一度
法学の授業を出たきり
僕はその後、二度と
5限目に姿をあらわすことは
なかったのです。
当然、2、3、4限で
僕が図書館にいることも
ありませんでした。
僕が意識の高い履修の組み方をして
見事に実行できずに単位を落とした
エピソードは、大学時代の友人から
「2・昼・34法学だよね」と
今でもたまにいじられます。
なんで、こんなことに
なってしまったんでしょうか?
いま振り返ってみたのですが
周りのクラスメイトが1限で
帰ってしまったということも
あるのですが、それ以上に
優先課題として
心と頭に結びついていなかったことが
原因でした。
僕の中で、「2・昼・34法学」と
時間を過ごすことの重要性が
認識されていなかったんです。
7つの習慣のコヴィー博士は
こう言っています。
(以下引用)
次の3つのうち、自分の弱点がひとつあるとするなら
それはどれだろうか?
(1)優先順位をつけることができない
(2)その優先課題を中心に計画することができない
(3)計画に基づき行動するように自分を律することができない
ほとんどの人が、自分自身を律することができない
ことだと考える。
しかし、よく考えてみれば、それは違う
(引用終わり)
こう言っているのです。
そして、律することができないことが
問題なのではなく、そもそも
優先順位が心に刻まれてないことが
問題だというのです。
ぼくも最初は
5限目まで図書館で勉強する
自制心がないことが問題だと
思いました。
でも、その一方で
アメフトのための
自己鍛錬には異常な
ほどストイックでした。
周りの人がトレーニングを
してようがしていまいが
毎日のように筋トレルームに行き
酸欠で吐き気がするまで
追い込んでいたのです。
自分のことながら
自分を律することができない
人間の追い込み方じゃないと
思うんです。
僕にとって
アメフトのために
頑強な身体を作るということは
優先課題として
心に深く刻まれていたんですよね。
一方、234限勉強して法学の
授業を出ることは
僕にとって、こうできたらいいなくらいの
優先順位で、本当に重要なことだと
思えていなかったんです。
新年を迎えて
新しい目標を設定した人は
多いと思いますが
その目標が実行できない理由は
自制心の欠如ではないことが多いです。
本当の原因は
そもそも、優先課題として
心に刻まれていないということ
かもしれませんね。
意識の高い履修の組み方で
単位を落とした飯野より