from飯野恵太
自宅オフィスより
 
 
 
 
僕、大道芸を見るのが
すごく好きで、街で大道芸を
見かけると、必ず足をとめて
みてしまいます。
 
 
 
 
技術もすごいですが
彼らって、コミュニケーションで
人を楽しませる能力も高いですよね。
 
 
 
 
そして、マーケティングにも
力を入れてるんじゃないか?
って思うことが多々あります。
 
 
 
 
大道芸人の方というのは
当然、フリーでやっているので
誰かに雇われているわけではありません。
 
 
 
 
収入のほとんどは
観客からの投げ銭です。
 
 
 
 
だから、観客からお金をもらうための
クロージングも大事なんですね。
 
 
 
 
色んな大道芸人のパフォーマンスを見ていても
テンプレートというか
共通する手法があるように
感じました。
 
 
 
 
その中でも、特に強く感じたのは
「参加させる」ということです。
 
 
 
 
ただ、パフォーマンスを見せるだけじゃなくて
観客に参加をさせるんですよね。
拍手とか、掛け声とかけさせます。
 
 
 
 
これは、パフォーマンスを
盛り上げるだけじゃなくて
クロージングしやすい環境を
作ることにも成功していると思います。
 
 
 
 
やっぱり「傍観者」としてよりも
「参加者」としての方が
大道芸人に親近感が湧きますし
応援したいと思うようになります。
 
 
 
 
その最たるものが
ステージにあげるというものだと思います。
 
 
 
 
アシスタントとして観客の中から
何人か選んで、ステージに
上がらせるんですよね。
 
 
 
 
そして、最近多いと思うのは
一人だけじゃなくて、何人も
ステージにあげたり絡んだりするんですよ。
 
 
 
 
で、パフォーマーと絡んだ人は
ほぼ間違いなく、途中で帰ったりしませんし
終了後の投げ銭に1000円札を投じています。
 
 
 
 
僕も大道芸を頻繁にみるので
ステージにあげさせられることも
あるんですが、一緒に舞台を作っている感覚になるのか
パフォーマーとの絆が作られるのか
1,000円以上投げ銭したくなるんですよね。
 
 
 
 
 
キングコングの西野さんも
著書の中で書いてましたが
売上をあげるには
「作り手を増やす」ことが
大事と言っていました。
 
 
 
 
作り手、または共犯者ですね。
 
 
 
 
誰かと一緒に本を作ったら
その人は、必ずその本を買いますよね。
一冊どころか何冊もほぼ確実に買うと思います。
 
 
 
 
だって、自分が制作に関わった本だから。
これは、先生も十分に使える考え方です。
 
 
 
 
患者さんを参加させるんです。
 
 
 
 
新しいメニューを作るなら
名前をつけてもらってもいいですし
意見を聞くだけでもいいと思います。
 
 
 
 
傍観者にさせずに
少しでも良いので
参加させることで
共犯者を作ることが
できますよね。
 
 
 
 
大道芸人の方は
抜け目なくこんな高度な
テクニックを使っているんですよね。