from飯野恵太
横浜オフィスより
またグレイテストショーマンの
話をしていいですか?
この1本の映画だけで
書きたいことがたくさん
あるので、1週間くらい
グレイテストショーマンの
こと書くかもしれません。
しかも今日の記事はなげーです。
さて書きます。
がっつりネタバレ書くので
グレイテストショーマンを
映画で楽しもうとしている人は
映画を観てからこの記事を読んで下さい。
グレイテストショーマンの
終盤、最大の事件が発生します。
しかも立て続けに。
ある歌手の公演をするために
莫大な借金をしてツアーの予定を組みます。
40公演くらいしたら
その借金を回収できる予定だったのですが
最初の数公演で、なんとその歌手が
降板しちゃうんですね。
しかも、その歌手と
ヒュー・ジャックマン演じる
バーナムとのスキャンダルが
報じられて、最愛の奥さんも
家を出て行く。
それだけじゃなくて
サーカス会場が全焼。
収益を生み出していた
サーカスの公演も
できなくなります。
もう、どん底ですよね。
想像もしたくないほどどん底。
莫大な借金
家族を失う
資産を失う
当然、ヒュー・ジャックマンは
クソほど落ち込みます。
酒場でひとりうなだれています。
絶望を絵に描いたような
彼の前に現れたのは
サーカスの出演者たちでした。
そんな彼らに対して
絶望にいるヒュー・ジャックマンは
「この通り、俺は全てを失った。君らに払う給料はないよ」
と吐き捨てます。
そんな彼に対して
サーカスのキャストが言ったのは
彼を怨む言葉ではありませんでした。
「私たちは、忌み嫌われていた。
家族にすら存在を隠されていた。
でも、あなたのおかげで
本当の家族に出会えた、生きがいに
出会ったんだ」と。
「私達を導けるのはあなたしかいないんだ!」
と言うのです。
絶望に打ちひしがれていた
ヒュー・ジャックマンは
その言葉を聞いて
再起を決意します。
そこから、「from now on」という
名曲が流れるのですが
あまりにもかっこよすぎて
全身に鳥肌が立ちました。
そして、絶望から立ち上がった
ヒュー・ジャックマンは
奥さんを取り戻すために
駆け出すんです。
ミュージックの効果もあって
映画のテンションは最高潮になるんです。
でも、よくよく考えたら
主人公の状況って
何も変わってないんですよね。
奥さんにも逃げられたままだし
莫大な借金はそのままだし
サーカスも全焼したまま。
でも、彼の心の持ち方だけが
違いました。
酒場で絶望に溺れた彼は
団員の言葉で奮起。
from now on(これからだ!!)と言って
立ち上がるんです。
何も変わったないはずなのに
観ている僕らにも希望が
溢れていくんです。
すごくないですか?
宝くじに当たったとか
救世主が現れたとか
大きな取引が成立した
とか、ポジティブなイベントは
何も発生してないんです。
団員に励ましてもらっただけです。
でも、これをきっかけに
彼は結局大成功の道を歩み出すようになります。
あの酒場でうなだれているだけなら
きっと彼が成功することはなかったです。
でも、彼はそうせずに
走り出したんですよね。
成功するのに
マインドセットが大事なんだよ!って
改めて思いました。
(僕の解釈)
最終的には、建物なんていらない!
テントを張れば良いんだ!と
いまではお馴染みになった
テントのサーカスをスタートさせるんですね。
実は、この映画には
マインドセットの重要性を
描いた場面がここ以外にも
たくさん出てくるんです。
サーカスを批判されて
それを新聞の記事にされるんですが
主人公は、それでめげるのではなく
「批判の記事が書かれた新聞を
持ってきたら半額セール」を
実施して、成功に拍車をかけたりしました。
これも受け取り方ひとつで
気落ちする人もいると思いますが
利用してやる!という姿勢を持つことで
成功へのきっかけにしてしまったんです。
グレイテストショーマン
学びが多いし
シンプルにおもしろい映画ですよ。