from飯野恵太
横浜オフィスより
 
 
 
 
最近、自宅で仕事するとき
休憩時間に息子を抱いて散歩しています。
 
 
 
 
歩いて3分くらいのところに
小さな公園があるので
そこで息子を滑り台を滑らせて
戻ってくると、10分くらいなので
ちょうどいい時間になっています。
 
 
 
 
息子と散歩していたら
登校中の小学生の集団に
出くわしたのですが
なんか、呪文みたいのを
ずっと唱えているのです。
 
 
 
 
遠くからだとハッキリ聞こえなくて
3人くらいで同じリズムで
「ナンタラカンタラナンタラカンタラ…」
って、ずーっと呪文を唱えているんです。
 
 
 
 
なにこれ、なにこれ?って
ちょっと怖かったんですが
近づいてみると、彼らは
漢字ドリルを広げて
そこに出ている漢字を
1つ1つ指差しながら
「習った、習ってない、習ってない、習った」
って確認をしているんですよ。
 
 
 
 
お経かと思って
びびってた僕。
アホみたいですね。
 
 
 
 
さて、小学生の登校で
ふと思い出したのですが
成績の良い子と、そうじゃない子には
勉強のはじめ方に違いがあるらしいんです。
 
 
 
 
どういう違いかというと
成績の良い子は勉強をするときに
モチベーションを「無視」するらしいです。
 
 
 
 
逆に、成績の良くない子は
勉強を始める時に
モチベーションを待つらしいんです。
 
 
 
 
やる気スイッチなんて言葉がありますが
成績のいい子は、このやる気スイッチが
入ってなかろうが、とりあえず
勉強を開始させるんですね。
 
 
 
 
そして、気付いたらやる気スイッチが
バッチリ入った状態になっているんです。
 
 
 
 
そうじゃない子は、いつまで経っても
やる気スイッチが入らず
「やる気が出ない」と言って
勉強をスタートさせないんですね。
 
 
 
 
順序が全く逆なんですね。
 
 
 
 
成績良くない子:やる気→勉強
成績良い子:勉強→やる気
 
 
 
 
大リーグのイチロー選手も
似たようなことを
高校時代に教えられたらしいんです。
 
 
 
 
「1日10本でいいから
素振りをしなさい」と。
 
 
 
 
疲れていてやる気がでないときでも
とりあえず、10本だけ素振りをしてみる。
 
 
 
 
でも、10本やると、その頃には
だんだんやる気が出てきて
もっとやりたいなーと思い始めるので
100本、200本とできてしまう。
 
 
 
 
どんな分野でも共通して
やる気が出てきてからやるんじゃなくて
やってたらやる気が出るんですね。
 
 
 
 
ちなみに、僕の中学時代
野球部に入った友人がいたのですが
「1日1000回素振りをする」という
目標を掲げて、見事に2日で
挫折していました。
 
 
 
 
大きなモチベーションを必要としない
目標を設定することも大事ですよね。