from飯野恵太
自宅オフィスより
 
 
 
 
ワールドカップ、初戦
日本は見事に勝利を収めましたね!
格上と言われていたコロンビアを
2−1で下し、初戦を白星で発進することが
できました。
 
 
 
 
1次リーグの初戦白星の国は
決勝トーナメントの進出率は
なんと85%らしいですよ!
これは期待しちゃいますね。
 
 
 
 
昔、中田選手がインタビューで
答えていたのですが、サッカーって
選手がボールに触ってられる時間は
正味2分程度しかないらしいですね。
 
 
 
 
約90分の試合時間の中で
直接ボールに触ってプレーができるのが2分。
この短い時間でいかに集中して
パフォーマンスを発揮するかが大事なんですね。
 
 
 
 
集中力というテーマでいうと
とても印象的な人がいます。
 
 
 
 
スペンサー・グレンドンという方なんですが
ハーバード大学で経済学博士号を取得して
いまは、アメリカの投資信託の会社で
共同経営者をしている人です。
 
 
 
 
彼の特筆すべき所は
その経歴ではなくて
彼の病気です。
 
 
 
 
彼は肝機能障害を患った結果
免疫システムが正常に機能しなくなって
普通の人だったら鼻づまり程度ですむ症状でも
1週間以上も寝込まなくてはならないんです。
 
 
 
 
普通の人ならちょっとくらい体調が悪くても
栄養ドリンクを流し込んで頑張ることもできますよね。
 
 
 
 
でも、彼の場合は、そんなことはできないのですが。
元気でいられることの方がまれで
基本的にはベッドに縛り付けられる生活をしているんです。
 
 
 
 
一日8時間も仕事をしていることなんて
できません。
 
 
 
 
ハーバードの博士号まで取っていますが
もちろん、長時間勉強するなんてことも
できないのです。
 
 
 
 
でも、彼は、
「身体に障害があるという幸運に恵まれた」と
言っているんです。
 
 
 
 
耳を疑う言葉ですが
彼は皮肉で言ってるわけじゃなくて
本心から、自分のこの障害のおかげで
多くの成功を手にすることができたと
言ってるんです。
 
 
 
 
彼は、普通の人に比べて動けるエネルギーは
極めて限られていましたが
たった1つのことに集中すれば
やりきることはできたんです。
 
 
 
 
1日、1つのことを成し遂げる
他の人ではできないくらい
集中力を発揮したんです。
 
 
 
 
エネルギーが限られてるからこそ
一日をダラダラ過ごすことなく
やるべきことを定めて
そこに一点集中することを
繰り返していたんです。
 
 
 
 
その結果、彼は普通の人でも
大抵は困難と思えるような
功績を残していったんです。
 
 
 
 
集中力のパワーって
とてつもなく偉大ですよね。
 
 
 
 
京セラの稲盛さんも
似たようなことを言っていました。
 
 
 
 
マラソンじゃなくて
100m走の繰り返し、だと。
 
 
 
 
42キロ走ろうとしたら
どうしても全力疾走しようとは
思いませんよね。
 
 
 
 
マラソンは
熟練してない人の場合だと
そもそも、走らずに
歩いてゴールしようとすらします。
 
 
 
 
その考えでは、何かを成し遂げることは
できないと言うのです。
 
 
 
 
100m走のように
全力を出して、その短い距離で
すべてのエネルギーを出し切る。
後先考えずに、集中する。
 
 
 
 
この繰り返しで
通常では考えられない
成果を出すことができるのだと。
 
 
 
 
※もちろん競技としてのマラソンを
馬鹿にしてるわけじゃありませんよ。
 
 
 
 
サッカーもここぞ!というときの
集中力は尋常じゃないですよね。きっと。
あれを、90分間ずっと集中させておくことは
難しいと思います。
 
 
 
 
エネルギーを投資すべきことに集中して
全力で取り組む。
整骨院の経営でも
大事な考え方ですよね。