シャンプーハットが必要という思い込み

from飯野恵太
二子玉川のスタバより
 
 
 
 
シャンプーハットって使ってましたか?
あのシャンプーするときに
水が目に入らないようにするやつです。
 
 
 
 
僕は小学校にあがるまでは
いつもシャンプーハットをして
シャンプーをしてもらっていて
子供はみんなシャンプーハットをするもんだと
思っていたんです。
 
 
 
 
3つ上の姉もいつも
シャンプーハットをつけていたので
それが当たり前でしたし
シャンプーハットを付けずに
シャンプーをするなんて
あまりにも危険な行為で
小学生の僕にとって
寝る前にオレンジジュースを
がぶ飲みするくらい危険な
行為でした。
 
 
 
 
だから、小学校にあがり
シャンプーハットを外すというときは
大変な勇気がいりましたし
少なからず抵抗がありました。
 
 
 
 
そんな危険なことをして
大丈夫なのか?と。
 
 
 
 
でも、実際にやってみると
シャンプーハットがなくても
なんの問題もなく
シャンプーできちゃったりします。
 
 
 
 
7つ離れた妹がいるんですが
僕の実家では「子供はシャンプーハット」の
固定概念が固まっていたので
妹も同様にシャンプーハットを常用していて
同じように外すというときは
恐怖心を抱いていました。
 
 
 
 
シャンプーと言う行為は
いつの時代も、そういうものだ。
という考えが僕には
あったのですが。
妻と息子の入浴を見ていて
その考えは全く違ったという
ことに気づきました。
 
 
 
 
僕は、子供にはシャンプーは負担が大きいという
考えを持っていたので、割と慎重に
息子の髪を洗っていたのですが
妻は、おかまいなしに
顔面からシャワーをぶっかけて
ガソスタの洗車マシーンがごとく
がしがし息子を洗っていくんですよね。
 
 
 
 
もちろん、泡も大量の水も全部顔を通過していきますが
息子も慣れたもんで
泣きもしないし、怖がりもしない
1歳の息子がです。
 
 
 
 
昔の僕がこの光景を見たら
さぞかし肝をつぶしたでしょう。
 
 
 
 
6歳の僕がシャンプーハットで
慎重に洗ってるのに
1歳の赤ちゃんが顔面から
シャワーを受けて
平気でシャンプーをしている。
「大人洗い」をしてるんです。
 
 
 
 
「基準」「あたりまえ」って
その人の行動を規定しちゃいますよね。
 
 
 
 
例えば、広告費の使い方とかで
シャンプーハットの原理が働くなーって
思いました。
 
 
 
 
広告費は、潤沢に資金があって
経営がめちゃくちゃ安定してから
やっと、ほんの少し使ってもいいもんだという
考えが当たり前の環境にいる人。
 
 
 
 
現金を持っているよりも
広告投資した方がずっと
有益だから、どんどん出すべきだという
考えの組織の中にいる人。
 
 
 
 
広告投資の腰の重さや
恐怖心が全然変わりますよね。
 
 
 
 
いま、あなたが思っている「当たり前」が
いまのあなたにとって適切なことなのか
成長を目指すあなたにとって正しいことなのか
一度考えてみる必要がありそうですね。
 
 
 
 
あなたにとってのシャンプーハットは
なんでしょうね?