from飯野恵太
自宅オフィスより
 
 
 
 
高橋名人。
社会現象にまでなった
元祖プロゲーマーとでも
いうべき人ですよね。
 
 
 
 
裏技っていう言葉は
高橋名人が作ったと言われているんですが
もともとは、ただのゲームのバグだったらしいんです。
 
 
 
 
ロードランナーという当時大ヒットした
ファミコンソフトがあったのですが、このゲームで
ある動作をすると敵がすり抜けてしまうという
不具合が発覚したんですね。
 
 
 
 
ファミコン以前のパソコンのゲームだと
ユーザーに対して、システム書き換えの
指示をすれば、バグの修正ができたので
「バグは修正するもの」という慣習が
あったらしいんですね。
 
 
 
 
なので、ロードランナーで発見されたバグも
修正しなければいけないと思ったらしいのですが
それをするには、パソコンゲームと違って
ソフトを全て回収しないといけない。
 
 
 
 
大ヒットしていた分
ソフトを全て回収したら
会社が潰れてしまうんじゃないかと
めちゃくちゃ焦ったらしいんですね。
 
 
 
 
でも、それを話したら
コロコロコミックの編集者が
敵をすり抜けれるのは
ユーザーにとっては便利な技だから
バグではなくて、裏の技として
公表しちゃえばいいんじゃないですか?
と言われたらしいんです。
 
 
 
 
それをきっかけに
裏技という言葉が誕生したらしいのです。
 
 
 
 
それからというもの
この裏技の発見というのが
ゲームの中でも話題になって
この裏技のおかげで
ゲームの商品寿命が
すごく長くなったらしいんですね。
 
 
 
 
発売されて話題になって
裏技が見つかって話題になって
次の裏技が見つかって話題になって
と、、、
 
 
 
 
確かに僕らの世代でもそうですが
裏技が嫌いな子供って
存在しないと思うんですよね。
 
 
 
 
みんな、裏技を知ってる友達がいたら
目をキラキラさせながら
その方法を聞いてましたね。
 
 
 
 
そこからは、開発者は
意図して裏技を仕込むように
なったらしいんです。
ユーザーにも喜ばれるし
雑誌に話題にされる機会も増えるし
何より売れるようになるから。
 
 
 
 
すごいですよね。
失敗は成功のもとっていいますけど
まさに、この裏技のエピソードが
如実に物語っていますよね。
 
 
 
 
一見、失敗と思えるような結果が
あったとしても、その結果に対する態度を変えることで
失敗が失敗じゃなくなることってありますよね。
 
 
 
 
PS
ちなみに、僕は
大学生の時に1年で3回
詐欺に遭ったことがあるんですけど
その経験のおかげで、サラリーマン時代の
社外プレゼンで100%成功するアイスブレイクのネタにしていました。
まあ、詐欺なんて遭わないほうがいいけども。