from飯野恵太
二子玉のスタバより
 
 
 
 
日曜日、息子と義父母と一緒に
府中市郷土の森というところに
行ってきました。
 
 
 
 
ここには
じゃぶじゃぶ池というものが
あるんですが
ここが子供にはぴったりの
最高の遊び場なんです。
 
 
 
 
子供の膝くらいの高さの
プールがテニスコート10面分くらいに
広がっていて無数の噴水があるんです。
 
 
 
 
息子は目をキラキラさせて
遊んでましたね。
 
 
 
 
子供の遊び方を見ていて
思ったんですが
彼らって本当に全力で
遊びますよね。
体力の限界まで遊び切ります。
 
 
 
 
息子は眠くなると
怒りっぽくなるんですが
あることで注意をしたら、かなり反抗的だったので
相当眠いんだろうなと思って
着替えさせてベビーカーに乗せたら
30秒くらいで就寝していました。
 
 
 
 
こんなギリギリまで眠くなるほど
ヘトヘトになるまで全力で遊べるって
本当にすごいですよね。
 
 
 
 
遊び、仕事問わず
こんな残りの体力も無視して
ガンガン動くことのできることって
なかなかないですよね。
 
 
 
 
子供が遊びと向き合う姿勢って
この世の中で最もモチベーションの高い
状態だと思います。
 
 
 
 
活動そのものが楽しくて
仕方ない状態。
 
 
 
 
子供たちは自分たちが楽しくて
遊んでるんですけど
これに他者が介入すると
このモチベーションが
ごっそりそがれるという
恐ろしい行動心理があります。
 
 
 
 
あるおじいさんが、壁の落書きに
困っていたらしいのですが
落書きをする子供たちに
落書きの報酬として「お駄賃」を
与え始めたらしいのです。
 
 
 
 
最初は子供たちも
落書きもして、さらにお駄賃まで
もらえると喜んで
落書きをしていたんですが
ある日から、お駄賃をストップしたらしいです。
 
 
 
 
そしたら、子どもたちの落書きは
ピタリと止んだらしいのです。
 
 
 
 
お駄賃をもらえないなら
バカバカしい!と。
最初は、お駄賃なんてなくても
落書きを楽しんでいたのに
子どもたちのモチベーションの
源泉が変わってしまったんですね。
 
 
 
 
こうやって外部から報酬を
与えてしまうと、それまで
活動そのものを楽しんでいたのに
モチベーションが逆に削がれてしまう
ということが起こるのです。
 
 
 
 
これは、患者さんへ紹介をお願いするときも
気をつけなければいけません。
 
 
 
 
よく紹介してくれる患者さんっていると
思うのですが、こういう人って
紹介することそのものが
楽しくてしていることが
多いです。
 
 
 
 
でも、この紹介行為に
報酬を与えてしまうことによって
子どもたちの落書きと同じように
意図せず目的をすり替えてしまうという
危険性があるんです。
 
 
 
 
紹介してくれた人に
安易に、お金や割引券を渡すことは
やめたほうがいいんですよね。
 
 
 
 
子供にお小遣いを与えて
勉強を奨励するのも
絶対にやめたほうが良いですよね。